初の濡れ場だけど濃厚ラブシーン!元グラドル嘉門洋子、「裸も衣装のうち」と名言!
22日、シネマート新宿で映画『不倫純愛』初日舞台あいさつが行われ、嘉門洋子、津田寛治、梅村宗宏プロデューサー、矢崎仁司監督が登壇した。
ベストセラー作家・新堂冬樹の原作を映画化した本作。不倫と純愛が相反する関係に、本能のまま溺れていく男女を描いたエロティックで悲しみに満ちたラブストーリー。元グラビアアイドルで、現在は女優の道を歩む嘉門が、初の濡れ場に挑戦したことも話題になった。そのことについて聞かれると、「まず初めに、わたしと映画のお仕事をしたいと言ってくださるプロデューサーの方がいると聞いてうれしかったんです。だから特にそういうシーンがあるからというよりも、『わー、うれしい』とそれだけでした。いつのころからか、女優というものは裸も衣装だと思うようになりまして。そのころにこのお話をいただいたので、恥ずかしいというよりも、うれしいだったり、わたしでいいのかなという感じでしたね」と女優魂あふれるコメント。このラブシーンを送り出すときの矢崎監督の指示も「愛し合ってください」と一言だけだったそうで、「すごく長くカメラを回したように言われるんですが、カットをかけられないんですよ。もうこうなったらいきつくところまで見てやろうと思いました」と矢崎監督が語る通り、監督の要望に応えた津田と嘉門による濃厚なラブシーンは、圧倒的な存在感がスクリーンに焼き付けられている。
矢崎監督といえば、映画『三月のライオン』や『ストロベリーショートケイクス』など、詩的な映像世界で映画ファンに熱狂的な支持を集めるも、数年に一本、長いときには10年近く新作を発表しない寡作の映画監督として知られている。しかし、昨年の映画『スイートリトルライズ』に続き、ハイペースで発表した本作について、「表現する人は作ってなんぼだと思うようになったので、ひたすらとにかく作ろうと思ったんです。本当にやりたかったことをこの映画でやりきれたのは本当にうれしいですね。『三月のライオン』をいまだに好きだと言ってくださる方がいらっしゃって、それはうれしいんですが、ぼくはいつも前の映画を好きだと言ってくださる人を裏切ろうと思って映画を作ってきました。特に今回はかかってきなさいというくらい裏切った。裏切られた皆さまにどう観てもらえるのか、楽しみです」と語る通り、嘉門だけでなく、矢崎監督にとっても本作は新境地となったようだ。
本作は、新堂冬樹の小説を映画化したエロチック・ドラマ。ある作家の失踪をきっかけに、深い仲になってしまう担当編集長と作家の心の揺れと激しい愛欲の世界を映し出す。
映画『不倫純愛』は新宿シネマートにてレイトショー公開中