松平健、声優初挑戦決定!深田恭子に怒鳴る頑固親父役!
アニメ声優初挑戦となる深田恭子と武田鉄矢の共演が話題の3Dアニメーション映画『豆富小僧』で、新たに俳優の松平健がボイスキャストに加わったことが明らかになった。松平はこれが声優初挑戦となり、深田演じる主人公・豆富小僧の父親・見越し入道役を務める。
初めて声優を担当する松平は、「見越し入道と息子である豆富小僧との関係を見て感じたのは、子どもは純粋、その純粋な気持ちを大切にしないといけない」と演じる役柄への思いをはせた。見越し入道は弱虫な性格の息子・豆富小僧にゲキを飛ばす役どころだが、「最近は、怒鳴る頑固親父がいなくなったように感じるのですが、ときには怒鳴ることも、親子の関係を築くという意味では、大事なのかなと思いました」と松平は言う。
そんな松平について、小岩井宏悦エグゼクティブプロデューサーは「主役である豆富小僧に、『このおから頭があ!』と怒鳴るときに誰が一番怖いか、と想像し松平さんがすぐに思い浮かびました」とキャスティング秘話を披露。そして、何よりも重要なこととして、「真剣に怒るってことは、その裏に父親としての愛情があふれている」ことだと力強く語り、愛情深い人柄がにじみ出ている松平しか本役の声優はいなかったという。また、「声優をお願いしたときに、ふざけるな! と怒られるかと思ったら快諾してくださって、スタッフ一同感激です」と松平との知られざるエピソードも明かした。相思相愛で実現した松平の声優参加。間の抜けた愛らしい外見の深田演じる豆富小僧とその父親役の松平が見せる親子のきずなにも注目だ。
『豆富小僧』は人気作家・京極夏彦の「豆腐小僧双六道中ふりだし」を、映画『あらしのよるに』などの杉井ギサブローがアニメ化した異色ファンタジー。江戸時代を舞台に、お盆に乗せた豆腐を持つことだけが取り柄の気弱な妖怪・豆富小僧が、母親捜しの旅に出ることで成長していく姿をユーモラスに描いている。
映画『豆富小僧』はゴールデンウィークに全国公開