大人の性愛描く『失楽園』渡辺淳一、「男と女 悦楽の甘き誘い」作家生活40年特集上映決定!
世に『失楽園』ブームを巻き起こしたことでも知られる作家・渡辺淳一の作家活動40年を記念して、「男と女 悦楽の甘き誘い」と題した特集上映が行われることが明らかになった。本上映では渡辺が原作を手掛けた大ヒット映画『失楽園』はもちろんのこと、豊川悦司と寺島しのぶの大胆なベッドシーンも話題になった『愛の流刑地』のほか、全11作品が上映される。
なまめかしくも濃厚な性描写が特徴的な渡辺の作品は、映画化されるたびに激しく描き出される人間の欲望や性愛が話題をさらっていく。今回の特集上映では、夫婦・家族の崩壊や不倫・愛人といった揺れ動く男女の葛藤(かっとう)を映し、人間の弱さが浮き彫りにされた11作品を約1か月にわたり、2本立てで上映される。
前出の作品以外では、渡辺の自伝的小説を映画化した1975年の『阿寒に果つ』や、黒木瞳が全裸で体当たり演技に挑んだ1986年の映画『化身』。そのほか、グラビアアイドルの小島可奈子が初ヌードを披露し、いしだ壱成と禁断の恋を演じた2007年の映画『泪壺』など、幅広い年代からラインアップされている。大人の弱さやどうしようもなく愛する心、快楽への甘い誘いがつぶさに描き出される渡辺作品。一挙に観るのも通な映画鑑賞方法だろう。
渡辺淳一作家生活40年「男と女 悦楽の甘き誘い」特集は、2月5日から3月4日まで銀座シネパトスで上映