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ガッツ石松が企画、脚本、総合監督、主演!鳥羽一郎、三田明も出演の映画『罪と罰』、試写会が大盛況!

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映画『罪と罰』-ガッツ石松・企画、脚本、総合監督、主演
映画『罪と罰』-ガッツ石松・企画、脚本、総合監督、主演

 元WBC世界ライト級チャンピオンで、現在はタレントとして活躍中のガッツ石松が企画、脚本、監督、主演を務めた映画『罪と罰』が、16日に栃木県・鹿沼市民文化センターで行われた試写会で、約1,300席が満席になり、観ることができない観客も出るほどの盛況だったことがわかった。ガッツは、1990年に映画『カンバック』でも、企画、脚本、監督、主演を務めており、本作が2作目。『カンバック』では、自身とも重なる元世界チャンピオンのボクサーを主人公にしたガッツだが、『罪と罰』の主人公は、愛する息子が愛する妻を殺し、犯罪者の父であり、被害者の夫になってしまう刑事。特別出演で鳥羽一郎、友情出演で三田明と豪華キャストを迎えたガッツが、「あなたは罪をゆるせますか」「あなたは罰をゆるしますか」という二つの重いテーマに挑んだ。

 16日、栃木県・鹿沼市民文化センターで行われた無料試写会で、あいさつに立ったガッツは、「昨今、この日本は経済的に豊かになりましたが、凶悪な犯罪、事件が多発しております。わたしもいつもそんな事件を耳にするたびに、法治国家であるこの日本の裁判員制度が犯罪者を味方というか、被害者はどうなんだという思いをしておりました。そんなときに司法と法曹を問うにはどうしたらよいか、では映画にして世間に考えてもらおうという思いで脚本を書きまして、そしてついに完成させることができました」と本作の制作意図を説明。「賛否両論あることと思いますが、もし自分であったらどうするのかという思いを抱いて、この映画を観ていただけたらと思います」と作品をアピールした。この日、会場に収まりきらないほどに集まった観客たちは、ガッツが企画、脚本、監督、主演を務めた『罪と罰』に拍手喝さいを送ったという。

 『罪と罰』は、家族4人で仲良く暮らしていたはずの刑事・松江伝作(ガッツ)だったが、愛する息子が愛する妻を殺害。責任を取って刑事を辞職した松江が、1年10か月後、刑期を終えて出所した息子の更生を信じ、葛藤するストーリー。鳥羽一郎が警察署長役で特別出演、三田明が果物屋店主の役で友情出演する。いつもお茶の間を笑いに包んでくれるガッツが、重いテーマにどのようにして挑んだのか、今回は作品の舞台となった栃木県で先行上映が行われたが、全国公開などの詳細は未定。公開されればたちまち注目を集めることだろう。

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