堀北真希、ベルリン国際映画祭で舞台あいさつ決定!初めての国際映画祭「感じてきたい」
第61回ベルリン国際映画祭
第61回ベルリン国際映画祭パノラマ部門への正式出品が決定した映画『白夜行』の初日舞台あいさつが29日、東京・新宿ピカデリーで行われ、本作で悪女役に挑んだ主演の堀北真希、高良健吾、船越英一郎、そして深川栄洋監督が舞台あいさつを行った。堀北は2月12日(現地時間)の公式上映に参加し、舞台あいさつに立つ予定で「まだ実感がわきませんが思いっきり、ベルリン映画祭を感じてきたい。海外の映画祭も初めてですし」と今からベルリン入りを楽しみだと語った。
「ぜひカメラを持っていきたい」と笑顔で語る堀北を尻目に、現地に行くことができない高良と船越は対照的なリアクション。昨年も出演作『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』がベルリンに出品された高良は、先日の完成披露試写会で「2年連続で行けず、ベルリンに嫌われてるかも……」とこぼしていたが、この日は「作品が行くのでいいです」と気持ちを切り替え、満足そうだ。一方の船越は「0泊3日でもいいから行きたい!」と今も悔しそう。「でもこれを機に、世界のどこかの映画館で上映されるなら」と本作の海外配給に期待を寄せた。
映画『半分の月がのぼる空』『洋菓子店コアンドル』を手掛けるなど、現在大忙しの深川監督は「ベルリンはアーティスティックで、とんがった映画が行くイメージ。全国公開される日本の商業映画が出品されるのは珍しいと思うし、日本の映画界にも意味があると思う」とおだやかな口調の中にも、熱い自信をのぞかせた。
『白夜行』は昭和55年に発生した質屋店主殺害事件の容疑者の娘・雪穂(堀北)と、被害者の息子・亮司(高良)の周辺で起こる不可解な事件を、担当刑事の笹垣(船越)が追うサスペンス。原作は累計200万部以上を売り上げた東野圭吾の同名小説。堀北が底辺からのし上がるために、自分の手を汚さずに周囲の人間を不幸に陥れる、究極の悪女を熱演する。この日全国210スクリーンで封切られた。
映画『白夜行』は全国公開中