『劇場版 マクロスF』が彗星のごとくキラッと初登場!『告白』は首位をキープ!-1月31日版
週間レンタルランキング
今週のTSUTAYAレンタルDVDランキングは、映画『告白』をはじめ『魔法使いの弟子』『ベスト・キッド』など上位5タイトルが先週と変わらぬポジションをキープして、人気の根強さを証明している。そんな中、第6位に映画『劇場版マクロスF~イツワリノウタヒメ~』が初登場し気を吐いた。
1982年にテレビ初放映された人気SFアニメーション「超時空要塞マクロス」。そのシリーズ最新作で2008年に放送された「マクロス FRONTIER」の劇場版にあたる本作。こちらは2部作の前編となり、2月26日全国公開予定の後編『劇場版マクロスF~サヨナラノツバサ~』で完結となる。テレビ版をベースにストーリーを新たに構築し、新作カットを大量追加。宇宙を揺るがす伝説の歌をめぐる、謎めいた物語が展開する。2009年に劇場公開された際には、全国約30スクリーンという小規模な展開ながら、興収ランキングのトップ10内に初登場し、ファン層の厚さをうかがわせた。邦画の劇場用アニメがレンタルDVDランキングトップ10内に顔を出すのは、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』『ONE PIECE ワンピース』といった例外を除くとレアなケース。今後の動向が注目される。
もう一本、トップ10内に初登場したのが木村多江主演の異色サバイバル映画『東京島』。直木賞作家・桐野夏生の同名ベストセラー小説を原作に、無人島に漂着した23人の男と唯一の女性である40代の主婦が織り成すサバイバル生活を描いた人間ドラマ。映画の評価は賛否が分かれたが、俳優陣のアンサンブルは一見の価値ありだ。
今週のランキングは以下の通り。第1位『告白』(先週と変わらず)、第2位『魔法使いの弟子』(先週と変わらず)、第3位『ベスト・キッド』(先週と変わらず)、第4位『バイオハザード IV アフターライフ』(先週と変わらず)、第5位『インセプション』(先週と変わらず)、第6位『劇場版 マクロスF~イツワリノウタヒメ~』(初登場)、第7位『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』(先週第6位)、第8位『ソルト』(先週第7位)、第9位『トイ・ストーリー3』(先週第11位)、第10位『東京島』(初登場)。
さて、来週は織田裕二主演の『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』(2月2日レンタル)、トム・クルーズ主演の『ナイト&デイ』(2月4日レンタル)のガチンコ対決が実現。レンタル開始日の関係で、『踊る大捜査線』が若干優勢だが、勝負の行方やいかに? 映画ファンには本年度のオスカー獲得が確実視されているナタリー・ポートマン主演の感動作『マイ・ブラザー』(2月2日レンタル)、『ソーシャル・ネットワーク』の主演であるジェシー・アイゼンバーグの出演作『ゾンビランド』(2月4日レンタル)、昨年各方面で大絶賛された映画『ぼくのエリ 200歳の少女』(2月4日レンタル)をお勧めしたい。(取材・文:内田涼)