「ハリー・ポッター」シリーズ、イギリスのアカデミー賞BAFTAで貢献賞を受賞
この夏いよいよ最終章後編となる第8作が公開となる映画『ハリー・ポッター』シリーズが、イギリスのアカデミー賞BAFTAアワードで映画界への秀でた貢献を称えられ、イギリス映画への貢献賞を受賞することになった。
映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』写真ギャラリー
2001年の映画第1作『ハリー・ポッターと賢者の石』以来、10年にわたり8作品を世界へ発信し大ヒットを生み出してきた本シリーズ。BAFTAはこのシリーズについて、「イギリスの技術と、映画産業における高度な専門技能を表現している」と、その人気のみならず映画界を牽引した製作技術を高く評価。2月13日にロンドンで行われる授賞式では、原作者のJ・K・ローリング氏と、プロデューサーのデヴィッド・ヘイマン氏が賞を受け取る予定。
今回の貢献賞受賞を受け、主人公ハリーを演じたダニエル・ラドクリフは、「毎分を楽しんで作り上げた映画です。僕としては、本当のヒーローはシリーズ8作を製作可能にしたスタッフと技術チームのみなさんです。この賞は、彼らの素晴らしい仕事に与えられたものだと思います」と喜びのコメント。またハーマイオニー役のエマ・ワトソンは「ものすごく光栄です」と、ロン役を演じたルパート・グリントも、「この素晴らしい賞をいただけることを、BAFTAに感謝します」と語っている。
今年のBAFTAアワードは、アメリカのアカデミー賞でも大きな期待がかけられている映画『英国王のスピーチ』が最多14部門でのノミネートを受けているほか、ナタリー・ポートマン主演の『ブラック・スワン』、デヴィッド・フィンチャー監督の『ソーシャル・ネットワーク』などが作品賞にノミネートを受けている。