5分に1回の濡れ場!ピンク映画800本以上で腰を振り続けた帝王・久保新二のため、人気セクシー女優たちが一肌脱ぐ!
9日、渋谷のユーロスペースで、オリジナルビデオ「その男、エロにつき アデュ~!久保新二伝」の上映会が行われ、滝田洋二郎監督の『痴漢電車』シリーズなど800本以上のピンク映画で腰を振り続けた名物俳優“キング・オブ・ピンク”久保新二と、本作の監督・池島ゆたかが登壇。ピンク映画を支える大御所2トップによる頂上対談に会場は大盛り上がりだった。
2010年に開かれた「生前祭」で、映画『キャタピラー』の若松孝二監督や、『おくりびと』の滝田洋二郎監督など、100名にも及ぶ参列者を集めた伝説のピンク男優が久保新二。彼はこれまで膨大な数のピンク映画に出演し、59歳の今なお現役で活躍する名物男優だ。そんな彼の色と欲、そして、そこはかとない哀愁に彩られた波瀾万丈の半生を紐解きながら、ピンク映画の歴史そのものといえる俳優の生きざまを、虚実入り混じるお色気コメディーとして描いたのが本作である。壇上に登場した久保はハイテンションで、「この日が来るのが待ち遠しかったよ。金にもならない取材もたくさん受けてさ。それもこれも、この鬼才・池島監督を何とか羽ばたかせたい、その一心ですね」とあいさつ。
本作は山口真里、日高ゆりあなど人気セクシー女優が「久保のためなら」と豪華に集結し、5分に1回の濡れ場のオンパレード。さらに『荒野のダッチワイフ』などをネタに懐かしき昭和の風情をたたえ、インタビュアー役として登場する村西とおるのナイスな演技が観られるという、映画ファン必見の娯楽作となっている。しかし早撮り&低予算が信条のピンク映画であっても、これだけの作品を4日間で撮影するのは至難の業だったはずで、「あの予算で、あの人数でやれるのは僕しかいないね。ピンク映画でかなわない、オールスター映画の大娯楽映画にしたかった」と自負する職人・池島監督に対して、久保も「これぞ娯楽映画だね。笑いあり、涙あり、男の哀歓ありでね」と池島を絶賛。そして最後に、「エロは人間の原点ですからね! オレは大好きなんだよ。さ、さ、早く映画を観ようぜ!」とコメント。会場にはピンク女優も来場するなど、久保の人柄を感じさせるトークショーとなった。
DVD「その男、エロにつき アデュ~!久保新二伝」は2月25日よりマクザムから発売(税込み:3,990円)