トム・クルーズ、ジェームズ・キャメロン、ギレルモ・デル・トロが新作でタッグを組むことに?
映画『パンズ・ラビリンス』や『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』のギレルモ・デル・トロ監督が、メガホンを取る予定の新作映画『アット・ザ・マウンテンズ・オブ・マッドネス(原題)/ At the Mountains of Madness』に、トム・クルーズが出演する可能性が濃厚であることがMTV.comによって明らかになった。
これは、同作を製作する予定のジェームズ・キャメロン監督が、別にプロデュースした新作『サンクタム』の取材でMTVニュースに答えたもので「トムは、この映画に参加したいと思っている。まだ正式な契約を結んでいないが、すぐに契約を交わすことを望んでいる。ギレルモも、いま必死になって脚本を改稿している。今年の6月~7月に撮影に入れたらと思っている」とコメントを残した。実は昨年の9月にも、トム・クルーズが出演することはうわさされたが、そのときはギレルモ監督は否定していた。だが、今回ジェームズ・キャメロン監督が今度は本腰で、トム・クルーズの獲得に乗り出していることを告げ、トムもその参加を望んでいることが明らかになった。
『アット・ザ・マウンテンズ・オブ・マッドネス(原題)/ At the Mountains of Madness』は、アメリカ怪奇・幻想文学の巨匠である米作家ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの「狂気の山脈にて」の映画化で、1930年代にある大学の探検隊が地下の岩石や土砂の採取を目的に、最新の機器を装備して南極大陸に向かった。やがて古い地層から生物の痕跡を発見し、それを手がかりに巨大な山脈に到達して、その地下洞窟から奇怪な化石を発見する。それが、太古に宇宙から到来して地球の生命を創造したとされる“古のもの”の姿に酷似していた。はたして、それが意味することとは?という壮大なスケールで描かれた作品。
いずれにしろこの3人がタッグを組んだら、かなり期待できそうな映画になりそうだ。しばらくトム・クルーズのファンにとっては、正式に契約を結んだという朗報を待ち望むことになりそうだ。