『英国王のスピーチ』がアカデミー賞監督賞を受賞!トム・フーパー監督「作品を見つけてくれたのは母!」
第83回アカデミー賞
映画『英国王のスピーチ』のトム・フーパー監督が、第83回アカデミー賞監督賞に輝いた。
昨年のアカデミー賞監督賞を受賞したキャスリン・ビグロー監督に名前を呼ばれて登壇したトムは、キャスリン監督とプレゼンターのヒラリー・スワンクにキスをすると、スタッフ、キャストたちに感謝の言葉を述べ、客席にいる母に向けて「原作を見つけてくれたのは母です。ある日電話でトム、あなたが次に監督すべき作品を見つけたわといってくれた」と話すと、客席からはフーパー監督の母へ大きな拍手が贈られた。最後に「母の言うことは聞くべきです! ありがとう」と喜びを語った。
12部門にノミネートされている本作は、脚本賞に続いて2冠目の受賞となった。
『英国王のスピーチ』は、吃音(きつおん)に悩む英国王ジョージ6世が周囲の力を借りながら克服し、国民に愛される王になるまでを描く実話に基づく感動作。トロント国際映画祭で最高賞を受賞したのを皮切りに、世界各国の映画祭などで話題となっている。監督は、テレビ映画「エリザベス1世 ~愛と陰謀の王宮~」のトム・フーパー。ジョージ6世を、『シングルマン』のコリン・ファースが演じている。弱みや欠点を抱えた一人の男の人間ドラマと、実話ならではの味わい深い展開が見どころ。
第83回アカデミー賞授賞式はWOWOWにて生放送中 2月28日21:00よりリピート放送