フランスきっての伊達男、セルジュ・ゲンスブールの没後20年企画が続々決定!
フランスで作曲家、作詞家、歌手、映画監督、俳優として幅広く活躍したセルジュ・ゲンスブールの没後20年を迎える今年、ゲンスブール関連イベント、作品のリリースが続々と決定していることがわかった。1991年3月2日、数々の伝説と名曲、映画を残し、62歳でこの世を去ったゲンスブールは、放送禁止となった過激なヒット曲「ジュ・テーム・モア・ノン・プリュ」をはじめ、テレビの生放送でフラン札を燃やすといった破天荒な逸話も有名。己の醜さにコンプレックスを抱きながらも、ブリジット・バルドー、ジェーン・バーキン、ジュリエット・グレコ、フランス・ギャル、カトリーヌ・ドヌーブ、エディット・ピアフ、ヴァネッサ・パラディら美女たちに愛されたフランスきっての伊達男で、男性がうらやむ存在でもあった。
今回のゲンスブール関連イベント、作品のリリースの皮切りとなるのは、彼の命日の3月2日に渋谷で行われる「ゲンスブール・ナイト2011」。彼をリスペクトするアーティストたちが、ゲンスブールナンバーを中心に披露するという内容だ。そのほか、イベントとしては4月3日から30日まで東京日仏学院にて、ゲンスブール監督、出演作映画の特集上映をはじめ、ジャケット写真を手掛けたピエール・テラソン写真展、ライブ、講演会などが行われる予定だという。
また、ゲンスブール関連商品としては、5月11日に、1984年に日本でも公開された映画『赤道』のDVD、コンピレーションCD「ゲンスブールと女たち(仮題)」、音楽ドキュメンタリーDVD「セルジュ・ゲンスブール1958-1969」「セルジュ・ゲンスブール1970-1989」が一挙に発売。5月上旬から下旬までメンズブランド「EDIFICE」、レディースブランド「IENA」では、“ゲンスブール”をキーワードに作られた限定商品が発売され、タイアップフェアも開催予定。5月上旬には、SERGE THORAVAL直営店及びH.P.FRANCEにて、限定アクセサリーが発売される。
また、映画『ゲンスブールと女たち』も5月に公開予定のゲンスブール。まさに2011年はゲンスブール・イヤーとなりそうだが、映画には、“ユダヤ人で醜男”というコンプレックスを抱えながらも、数多の美女たちをとりこにした伊達男、そして、酒とタバコをこよなく愛し、今なお語り継がれる名曲の数々を生みだした稀代の天才アーティストのセンセーショナルな生涯が描かれている。
映画『ゲンスブールと女たち』は5月Bunkamuraル・シネマ、新宿バルト9ほかにて公開