井上真央、連続テレビ小説「おひさま」難解シナリオに苦戦!脚本家は「最後までムチャぶりさせていただきます」
この春から放送されるNHK連続テレビ小説「おひさま」の完成試写会が8日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われ、主演を務める井上真央、若尾文子、脚本を手掛ける岡田惠和が会見に臨んだ。信州・安曇野を舞台に、戦争を挟んで激動の昭和を明るく生き抜いたヒロインの姿を描く本作。井上がヒロイン・陽子を、そして若尾は現代の陽子を演じる。
亡母と交わした「おひさまのように世界を照らす」という約束を信条に明るく生きる陽子(井上)。昭和16年、念願の教師になった彼女は、やがて松本にあるそば屋の跡取り息子・和成(高良健吾)と見合い結婚をするが、開戦とともに和成は戦地へと赴く……。会見当日は第1週「母のナミダ」(6回分)がお披露目された。もちろん、現在もドラマの撮影は進行中だ。
井上は「自分で褒めるのも照れくさいですが、愛すべきキャラクター、そして作品に出会えた。このドラマを通して日本全体が明るいムードになれば」と早くも自信満々。「わたしはもちろん、キャストみんながシナリオを楽しみにしている状況。ぜひ岡田さんに頑張っていただいて」と脚本家の岡田に期待を寄せた。とはいえ、岡田が書くシナリオには、難解なト書き(演技や演出への指示)も多いそうで、井上は「例えば『聖母のようなほほ笑みを』とか。どんなほほ笑みだろうって。実際に演じるとなると苦戦していますね」と笑いながら本音をポロリ。
一方の岡田も笑顔で「あえてムチャぶりをしています。最後までやらせていただきますので、俳優の皆さんがどんなふうに演じられるか楽しみ」と返し、脚本家として、井上らに宣戦布告!? 半年間放送される朝ドラの特性を生かし、「娘、女学生、教師、嫁、母親といろんな井上さんの側面を出せれば」とシナリオに込めた意図を説明。井上も「戦争時代などは、演じていて正直つらい部分もありますが、陽子の立場で楽しんで演じたい。役に助けられている部分も大きいです」と今後の撮影に気持ちを新たにしていた。
連続テレビ小説「おひさま」はNHKにて3月28日から放送開始(全156回)