おすぎとピーコ、7年ぶりに2人仲良くCMナレーション収録!のはずが……殴り合いのバトルに発展!?
8日、映画評論家のおすぎとファッション評論家のピーコが、ミディアルタ富ヶ谷スタジオにて、第83回アカデミー賞で2部門を受賞した映画『ザ・ファイター』のテレビスポットナレーション収録現場を公開した。
映画『トゥー・ブラザーズ』以来、7年ぶりに一緒にナレーションを務めることとなったおすぎとピーコだが、収録が始まると、さすがに兄弟らしく息の合った掛け合いを見せた。その後ボクシング映画である『ザ・ファイター』にちなみ、スタッフからボクシンググローブを渡され手にはめると、闘志がわいたのかなぜか殴り合いのバトルがぼっ発!「痛いわよ、アンタ!」などと叫びながら日ごろの恨みを晴らすべく(?)お互いを殴り合い、周囲を爆笑の渦に巻き込んだ。
ナレーション収録終了後、気を取り直した2人は、それぞれおすぎが「ボクシング映画は、勝ち負けよりも、それを通しての人生、人間模様が醍醐味(だいごみ)。この映画はまさにその醍醐味が味わえるし、本当にあったアメリカの家族の話だからびっくり。オスカーで助演女優賞と助演男優賞を取ったけど、わたしも映画を観たとき取れる、と思ったわ!」と語ると、ピーコも「家族にのしかかられた男の心の闇みたいなものをちゃんと描いてるわね」と語り、本作を大絶賛した。
今回の仕事は、どちらかというと映画評論家であるおすぎの仕事の領域だが、ピーコは「おすぎの(映画での)仕事はリスペクトしている。ここでこうしろ、と言われたら従います。でも、この人はファッションの話は何もわからないのよ!」とコメント。するとおすぎは「(ファッションは)全然興味ないの。どうせセンスをバカにされていると思うから、聞きもしないわ!」と言うと、すかさずピーコが「よくわかってんじゃん! 金ばかりかけているけど実際は似合わないとかね!」とまたもや今度は舌戦を始めるなど、2人ならではのやりとりで、周囲を盛り上げまくった。
『ザ・ファイター』は、実話を基にした感動作。ボクシング史上最もエキサイティングな試合の一つに数えられる伝説の対戦と、そこへ至るまでの兄弟の葛藤(かっとう)ときずなを描く。第83回アカデミー賞で、マーク・ウォールバーグふんする主人公の兄を演じたクリスチャン・ベイルが助演男優賞、兄弟の母親役のメリッサ・レオがアカデミー賞助演女優賞を受賞した。
映画『ザ・ファイター』は3月26日より丸の内ピカデリーほかにて全国順次公開