吉永小百合・役所広司・香川照之・佐藤浩市・鶴瓶も 渡辺謙の支援サイトで「自分に出来ることを全力でしよう」
世界で活躍する俳優・渡辺謙が、脚本家で放送作家の小山薫堂と立ち上げた東北地方太平洋沖地震の支援サイト「kizuna311」に、吉永小百合や役所広司、香川照之、佐藤浩市、笑福亭鶴瓶が応援メッセージを寄せた。それぞれが被災者を気遣い、支援の思いを表明している。
渡辺謙と小山薫堂が発起人となった「kizuna311」は、「エンターテインメントに携わる人間として、『自分に出来ること』を『全力でしよう』」という決意のもと立ち上げられた支援サイト。「絆」を今の日本における最高の財産とし、「被災者の方々にとっての光となり得るようなコンテンツをボランティアで作り、そのコンテンツでさらに新たな『絆』を届けられないか」と考えたという。また本企画には「“Tsunami”よりも、“Kizuna”という日本語を世界の共通言語にしたい」という思いが込められている。
第1弾のコンテンツとして渡辺による宮沢賢治「雨ニモマケズ」の朗読動画などが配信されたが、その後吉永小百合と役所広司の手紙や香川照之、佐藤浩市、笑福亭鶴瓶のメッセージ動画が掲載された。被災者の状況を知り衝撃を受けたという吉永は、「一日も早く、一刻も早く被災された方達が安全な場所に移れます様、心より祈って居ります。私も出来るだけの事をして皆さんをサポートします」と祈りと支援のメッセージを。役所は「被災された方々が大変な被害にあっても自分を抑制し、時折笑顔を見せながらテレビのインタビューに応える姿を見て、心が震える思いがしています」と心情を打ち明け、自分には何ができるのか自問しているというメッセージを寄せた。
また香川は「日本は今心が一つになっている、僕はそう確信します」「絶対に乗り越えられる」などと力強く励ましのメッセージを送り、佐藤は「どうか皆さん、生きて、生きて、生き抜いてください」と再び笑顔になれる日を信じてと希望のエールを送っている。そして、阪神淡路大震災を兵庫県西宮市で経験したという鶴瓶も「自分のできる範囲で勇気づけたい」「今を諦めないで」「日本人は強い」「絶対立ち直れる」と被災者へ語りかけた。著名人による支援の輪は今もなお広がり続けており、国民一人一人が被災地への協力を惜しまない姿勢が問われている。