桜庭ななみらが舞台あいさつで募金呼びかけ 観客から直接募金を受け取る
映画『ランウェイ☆ビート』の初日舞台あいさつが19日、東京・新宿ピカデリーで開催され、主演の瀬戸康史をはじめ、桜庭ななみ、桐谷美玲、IMALU、田中圭、加治将樹、小島藤子、そして大谷健太郎監督が登壇した。瀬戸らは、11日に発生した東北地方太平洋沖地震の被災者に向けたエールを送るとともに、チャリティー募金活動を実施した。
震災以来、安全面への配慮や節電といったさまざまな理由で、エンタメ関連のイベントが中止になる中、行われたこの日の舞台あいさつ。「安全面の確認が取れた」というのが開催の大きな理由だが、それ以上にキャストや主催者側には「この状況だからこそ、何かできることはないか」という熱い思いがあるように感じられた。瀬戸は「大変な思いをされている方がたくさんいる中、僕らにできることは少ないですが作品をとおして元気を出していただけたら」と謙虚に笑顔であいさつ。桜庭も「一人でも多くの方が笑顔になり、元気になってくだされば」と語った。
その後、瀬戸と桜庭が募金箱を手にし、観客から直接募金を受け取った。この日集まった募金は、日本赤十字社を通して被災地に寄付されるという。最後に瀬戸は、「この作品そのものも、自分を信じて一歩を踏み出すことがテーマになっている。前に進むきっかけになれば」と力強くコメント。主演俳優としての役目を果たしていた。
『ランウェイ☆ビート』は幅広い層から支持される原田マハの青春小説を、『NANA』シリーズの大谷健太郎監督が映画化。天才的なファッションセンスを持つイケメン転校生と仲間たちが、廃校の危機に直面した高校の文化祭のファッションショーに挑戦する姿を描く。
映画『ランウェイ☆ビート』は全国公開中