川嶋あい、被災者への祈りを込めて6年ぶりの路上ライブ 福岡、山口、神戸、大阪で募金実施
シンガーソングライターの川嶋あいが、東北地方太平洋沖地震を受け、6年ぶりに路上ライブを行った。17日に広島からスタートしたライブでは多くの人が集まり、川嶋もチャリティーCDを販売するなどして義援金を募った。募金額については詳細をオフィシャルブログにて公開しており、責任を持って被災地に届けることを約束している。
川嶋が実に6年ぶりとなる路上ライブを発表したのは3月16日。「路上」と題されたブログ記事で、「先週からずっとずっと考えていたのですが、私は路上でたくさんの方々に支えられて歌手になることができました。この国難に際し、再び路上に立とうかと考えていました(中略)一刻も早く何かをしなければという思いが加速して行きました」と再び路上ライブを行うことを発表した。
翌17日には早速、広島でライブを行ったことを報告。比較的被害の少なかった西日本を会場とすることは前日に明かしていたが、広島が最初の地となったことについては「20世紀この街は世界で一番の悲しみの出来事がありました。繁栄、復興を語るにはまだ早すぎるかと思いますが、スタートはこの地にしたいと思いました」とその理由をつづった。その後も、体調不良ながら、地元福岡、山口、神戸、大阪などでライブを行うと、その度に集まった募金の額をブログで公表。21日朝の時点で90万円近くの協力を得たことを明かしている。
仕事の関係上、今回の路上ライブは21日の大阪を最後に一時中断となるが、「また路上ライブをしてゆこうと思っています」と今後も継続的に行うことを明かした。同時に、以前発売したシングル「カケラ」のアコースティック・バージョンと、レコーディングしたばかりだったという「未発表曲」のデジタル配信を開始しており、こちらの収益も義援金として被災地に送る予定となっている。