伝説の不良漫画の主人公を演じても素顔は実直イケメン 注目の俳優・鈴木勝吾
人気漫画を映画化した映画『BADBOYS』で原作の主人公にふんした鈴木勝吾に、作品やプライベートについて話を聞いた。テレビドラマ「侍戦隊シンケンジャー」で高い人気を獲得している彼が、その素顔をのぞかせた。
『BADBOYS』は、1988年から1996年まで連載され、累計発行部数4000万部を誇る伝説のコミックを映画化した青春アクション。広島を舞台に、覇権争いを繰り広げる若者たちのバトルと友情が描かれる。そんな中、鈴木が演じた桐木司は広島のナンバー2のチームを率いる男であり、原作コミックの主人公でもあるキャラクター。そのため、「プレッシャーもありましたし、役に負けないようにしなきゃなと感じましたね」と胸の内を明かした。
とは言え、原作者の田中宏は鈴木の代表作である「侍戦隊シンケンジャー」を見て配役にオッケーサインを出したそうで、すでに太鼓判を押されている状態。「だからこそ、自信をもって頑張れた」と胸を張る。その自信と努力のかいもあり、クライマックスのバトルシーンでは自分より体の大きい相手や大勢の敵に対し、華麗なる蹴りやパンチを披露。「僕自身はケンカの経験もないですし、キレたこともないんです。なので、撮影中は青春を疑似体験するつもりでやりましたね。でも、自分自身とはあまりにも違う役だったからか、撮影後も役や映画の雰囲気をかなり引きずりました」と語り、壮絶な「疑似体験」であったことをうかがわせた。
男くささが充満する『BADBOYS』だが、鈴木自身はロマンチックな恋愛映画にもひかれるようで、お気に入りの1本は映画『ゴースト/ニューヨークの幻』。また、最近は韓流ドラマにもハマっているという。しかも、私生活でも恋愛には真摯(しんし)なタイプで、「僕は付き合ったらすぐに結婚を考えるタイプなんです。 ちょっといいなとか、かわいいなくらいじゃ付き合わない。すごく好きになって、『この人しかいない!』と思ったときに告白します」とのこと。2月4日に誕生日を迎えたばかりの22歳でありながら、すでに実直さを身に付けている「ロマンチックな実直イケメン」、鈴木勝吾に女性ファンがますます急増しそうだ。(渡邉ひかる)
映画『BADBOYS』は3月26日より池袋テアトルダイヤほか全国公開