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窪塚洋介が声を詰まらせ震災への思い語る「本当に頑張ってほしい、オレもがんばるし」

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窪塚洋介がフランスで震災を語る。
窪塚洋介がフランスで震災を語る。

 俳優の窪塚洋介が東日本大震災への率直な思いを語った動画「2011年3月11日 窪塚洋介からのメッセージ」がYouTubeで公開された。窪塚は震災当時フランスに滞在しており、皆と同じように日本にいたかったという思いが心のどこかにあったという。

「2011年3月11日 窪塚洋介からのメッセージ Long Ver.」

 23日にYouTubeで公開された窪塚のメッセージ動画は、映画監督の柿本ケンサクによって撮影された映像で、窪塚が東日本大震災で感じたことや率直な思いを語っているもの。窪塚は震災当時、柿本が監督を務める映画『UGLY(仮)』の撮影でフランスに滞在しており、当地に着いた翌日に震災のことを知ったという。海外にいた窪塚は「助かった」という思いがあったことを正直に告白し、同時に「日本にいたかった」という思いもどこかにあったと言う。日本で皆と同じ感情を共有したかったのだ。

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 しかし、自分が置かれている現状を考えて日本の状況を確認しながらも撮影を続けた窪塚は「とにかくいいモノを作ろう、じゃないとバチがあたる」というような気持ちだったと語る。また窪塚は、日本を襲ったこの大震災で各人の意識や価値観が崩れ落ちたが、復興に向けて新しく動き出す必要性に触れ「亡くなった人たちのためにもよりよい世界を」と訴える。そして「原発反対というのは簡単」だけれども、そのエネルギーで暮らしている現実があると説得力のある意見を述べた。

 今一番大切なことは、組織の批判などではなく「自分が健全・健康な気持ちを持つこと」と語る窪塚。自分が変われば世界が変わるのは本当だと励まし、日本が変わったら世界が変わるのだと、窪塚は前を向く。海外からは、略奪が起こらずお互いに助け合う日本人の姿に称賛の声が送られているが、窪塚も「日本に生まれて日本人で良かったとすごく思った」と振り返っている。最後に窪塚は「はいつくばってはい上がったらいい、それはすごく美しいこと」「本当に頑張ってほしい、オレもがんばるし」と声を詰まらせ、涙目で絞り出したメッセージを送っている。

2011年3月11日 窪塚洋介からのメッセージ Long Ver. » 動画の詳細
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