マドンナ、8人に訴えられる 慈善団体「レイジング・マラウイ」従業員が不当解雇と給与の未払いで
アメリカの人気歌手マドンナが設立したマラウイ共和国の慈善団体「レイジング・マラウイ」の従業員8人が、マドンナを相手に不当解雇と給与の未払いで、訴えを起こしていることがRollingstone.comによって明らかになった。
マドンナは、2006年に同団体をマイケル・バーグとともに、極度な貧困と厳しい環境の中で生きる孤児たちを助けるために設立し、その後同団体は首都リロングウェで女子校を建設する予定で、およそ3億円近くの資金繰りをしていたが、経営の成果が出ず、さらに予算増加のために批判を受けた計画責任者が去年の10月に辞任していた。そして先週、経営方針を変えるために、明確な説明もないまま従業員8人が解雇され、今回の訴えにつながったようだ。
これまでマドンナは、2006年にデイヴィッド、2009年にマーシーを養子に向かえ、去年もマラウイ共和国の6つの孤児院に、オモチャ、お菓子、洋服などをプレゼントし、さらに同孤児院の融資もしている。
今のところ、この訴えに関してマドンナはコメントしてないが、その回答を示すのに2週間の猶予が与えられている。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)