ジョージ・クルーニー、イタリアのベルルスコーニ首相の少女買春疑惑をめぐる裁判に証人として出廷することに
映画『マイレージ、マイライフ』や『フィクサー』のジョージ・クルーニーが、イタリアのシルヴィオ・ベルルスコー二首相の少女買春疑惑をめぐる裁判に、証人として出廷することがアクセス・ハリウッドによって明らかになった。
これは、首相の買春相手とされるモロッコ出身の当時17歳だった女性カリマ・エル・マフルーグ(現在18歳)が、首相が開いたミラノの私邸のパーティーに、ジョージ・クルーニーと彼のイタリア人の恋人エリザベッタ・カナリスも居たと証言したことから、今回の出廷が要求されたようだ。
ベルルスコー二首相が、このカリマという女性と関係を持ったのが去年のバレンタインデーから5月2日までで、金銭を払って関係を持ち、カリマが盗みの疑いで拘束されていたさいにも、すぐに釈放するようにと警察に迫っていたため、その職権乱用と未成年女性の買春で起訴されていた。さらに現在、ベルルスコー二首相は彼女以外の女性との関係も相当な数が浮上しているようだ。
今回のケースのついてジョージ・クルーニーは「ちょっと不思議な感じだ。僕がベルルスコー二首相に会ったのは一度だけで、その時はダルフールの支援を得るための相談だった」とコメントしている。
これまで、同裁判では政治家や俳優などの多くの著名人や、売春婦としてベルルスコー二首相の私邸に訪れた人物などを含め、計136人が証人出廷している。そのため、イタリア中を騒がせている裁判となり、ジョージ・クルーニーにしてみれば、とんでもない騒動に巻き込まれたと思っているかもしれない。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)