昭和の仮面ライダー、伝説の3ショットが実現 藤岡弘、「子どもたちはヒーローを求めている」
1日、銀座の丸の内TOEI1で映画『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』初日舞台あいさつが行われ、渡部秀、桜田通、秋山莉奈、本作に声優として特別出演した藤岡弘、(仮面ライダー1号)、佐々木剛(仮面ライダー2号)、宮内洋(仮面ライダーV3)、そして仮面ライダー1号の着ぐるみが登壇した。
映画『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』写真ギャラリー
1971年にテレビ放映を開始し、日本が世界に誇るスーパーヒーローに成長した「仮面ライダー」シリーズは、このたび40周年&放送1,000回(4月3日放送分)という節目を迎える。本作は、歴代の平成ライダーのみならず、昭和の歴代ライダーも集結するという40周年のメモリアルイヤーにふさわしい豪華な劇場版となっている。そしてこの日は、40周年を祝うために藤岡、佐々木、宮内という伝説のライダーたちが応援に駆け付けた。この3ショットが実現するのは非常に貴重であり、藤岡が「公の場に3人がそろうのは珍しい。これは貴重なショットかもしれないね」とコメントすると、会場の観客も3人の存在感に圧倒された様子だった。
そして藤岡が「あっという間の40年でした。青春の記録はしっかりと胸に刻まれています。そして元祖の仮面ライダーとしては、素晴らしい若者が育っているのもうれしいですね。世界の子どもたちはヒーローを求め続けています。ヒーローは永遠なり!」と世界の子どもたちにエールを送るなど、ライダーを愛する者たちによる40周年の宴は大盛り上がりとなった。
その後、報道陣の取材に応じた藤岡は、「人生はサバイバル。リスクは付きもので、何が起きるかわからない。人類の一人一人が試されています。こんなときだからこそ世界が一つになって、前を向いて進んでいかなくてはならない。今こそ世界が変身するときです! 勇気をもって前進しましょう」と日本にエールを送った。また、藤岡自身も1トン近い米を用意していたそうだが、輸送ルートを確保できなかったため、支援活動はこれからになることを明かした。しかし「いつも皆さんを気にしている」と語る通り、これからも支援を続けていくと決意を語るその表情は力強いものだった。
本作は、悪の組織ショッカー軍団に支配されようとしている世界を救うため、すべての力を振り絞って戦いに挑む仮面ライダーの勇姿に迫る劇場版「仮面ライダー」の最新作。人類に残された最後の希望の光となる宿命の戦いに驚嘆してしまう。(取材・文:壬生智裕)
映画『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』は全国東映系にて公開