溝端淳平、大野いと、AKB宮澤佐江、増田有華『高校デビュー』で登壇、映画に込めた思い
2日、新宿バルト9で映画『高校デビュー』公開記念舞台あいさつが行われ、溝端淳平、大野いと、菅田将暉、逢沢りな、古川雄輝、宮澤佐江(AKB48)、増田有華(AKB48)、英勉監督が登壇した。
「自分らしく頑張れば、きっと伝わる」というキャッチコピーの本作。壇上に立った溝端が「先月、悲しいことがあって、今も苦しまれている人がいらっしゃいますが、そんな中でも人のすごさとか、底力を感じることができて、自分も感動しました。このタイミングでこの映画が公開されるということは、使命というか、天命というか、この映画を通じて、自分たちのできることをしなさといわれたような気持ちになりました。そういう気持ちでチャリティーをしていけたらと思います。こういうときって、疑心暗鬼になって、国の言うことや人の言うことを信じられなくなると思うけど、こういうときだからこそ笑顔が大事だと思います。バカ笑いして、元気になれる映画だと思うので、この映画を観てもらって、日本が元気になれるきっかけになればいいなと思います」とメッセージを発すると、会場は大きな拍手に包まれた。ちなみに、撮影のときに使用された衣装と小物、そしてグッズなどはヤフーのチャリティーオークションに出品。その落札額および、本日の東京での舞台あいさつ、および明日に関西で行われる舞台あいさつ計5回分の収益の一部が日本赤十字社を通じて被災者に寄付されることになっている。
この日の舞台あいさつは、エンターテインメントは人を元気にさせる力を持っていると信じ、本作を通じて少しでも元気に、笑顔になってもらいたいという意図で行われた。そこで「みなさん面白かったですか? キュンとしましたか?」と溝端が呼びかけると、会場からは「したしたー!」「カッコよかった!」と声援が送られた。また、AKB48の宮澤にとっても初日を迎えられたことがうれしくてたまらないという感じで、「いよいよ映画が初日を迎えたということで、こうやって、皆さんの笑顔が観られてわたしもうれしい気持ちになっています」とコメント。さらに菅田も「皆さん、笑顔のあとにジーンとほっこりした感じになってもらえて良かったなと思います」とコメントする通り、登場人物と同世代と思われる若い女の子たちを中心に満員となった会場内は、満開の笑顔で包まれていた。
本作は、恋にあこがれる女子高生が恋の指南役“モテコーチ”のもとで変化していく姿を描いた恋愛エンターテインメント。河原和音による累計630万部突破のベストセラーコミックが原作となっている。(取材・文:壬生智裕)
映画『高校デビュー』は全国公開中