メグ・ライアンが映画監督デビュー ロマコメ女優の監督転身が静かなブーム?
映画『恋人たちの予感』『ユー・ガット・メール』などのロマンチック・コメディーで人気を博したメグ・ライアンが、映画監督としてデビューするとバラエティー誌ほか複数のメディアが報じている。作品には出演せず、監督に専念する方針だという。
メグが監督を務めるのは、旧友の再会をテーマにしたコメディー映画『イントゥ・ザ・ビューティフル(原題)/ Into the Beautiful』。メグ自身は出演せず、監督に専念。撮影はニューヨーク北部で行われる予定で、キャスティングもまもなく決定する見通しだ。
一時期はロマンチック・コメディーの女王と呼ばれていたメグも、最近はかつてのようなヒット作に恵まれておらず、監督業挑戦はそんな現状を打破したいという気持ちの表れかもしれない。近年は、映画『ローラーガールズ・ダイアリー』で監督デビューを果たしたドリュー・バリモアのほか、ジェニファー・アニストンも短編映画の監督に挑戦することが明らかになるなど、ロマコメを中心に活躍していた女優が監督に転身するケースが目立つ。そこには若手女優の台頭により、思うような仕事に恵まれないというような事情も関係しているようだ。
ほかにも、ロマコメ女優ではないが、アンジェリーナ・ジョリー、デミ・ムーアといった女優も監督業に挑戦しており、今後はある程度キャリアを重ねた女優が、監督に挑戦するということが多くなりそう。俳優では、今や巨匠となったクリント・イーストウッドをはじめとして、トップ俳優が転身して成功した例も多い。メグの挑戦はまだ始まったばかりだ。(編集部・福田麗)