人気アニメ「鋼の錬金術師」劇場版アフレコ始動!豪華声優陣が意気込みを語る
10日、麻布十番のアオイスタジオにて、映画『鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星』のアフレコ収録が行われ、朴路美、釘宮理恵、高本めぐみ、三木眞一郎、折笠富美子、坂本真綾、そしてメルビン・ボイジャー役として出演が発表された森川智之の豪華声優陣が囲み取材に応じた。
コミック、アニメと大ヒットを記録した作品の劇場公開版ということで、スタッフや出演陣の作品にかける意気込みは半端なものではない。メインのエドワードを演じる朴は「約1年ぶりだったけれど、スタジオに入った瞬間“鋼のニオイ”がプンプン漂ってきて……。懐かしさと、嫌な感じ(笑)がまとわりついてきて、製作陣の熱気が伝わった」と初日の感想を語ると、アルフォンス役の釘宮も「台本を1週間前にもらったのですが、気が引き締まりました。スタッフの気合がみなぎっていて、とても緊張します」と朴と同様の雰囲気を感じていたようだ。
一方、メルビン役で劇場版から登場する森川は「初めて“鋼”に呼ばれて、しかも劇場版ということで、とても光栄に思っています。僕はあまり緊張していなかったのですが、メインの2人がとても緊張しているというのを聞いて、一気に緊張してきました」と笑いを誘うトークを展開したが、「人気作品に自分が参加できたことがうれしいし、さらに良い作品にできたら」と表情を引き締めて作品への想いを語った。同じく、劇場版で初出演となる坂本は「メインのお二人がすごく緊張していると聞いて、さらに追い込まれました」と、こちらはこわばった表情を浮かべる。
アニメからのレギュラーメンバーである高本、三木、折笠も口をそろえて「緊張感」や「作品への感謝」「劇場版への期待」を語り、作品に対する真摯(しんし)な想いがヒシヒシと伝わってくる。
最後に朴が「とにかく絵が動きまくって、1コマ1コマ、スタッフが全力で描いているのが伝わってくる力作です。震災後、日本は大変な状況ですが“何がなんでも頑張って生きる“というメッセージが伝わったら嬉しいです」と作品の見どころを述べると、釘宮も「明るく楽しい作品ではないのかもしれませんが、踏ん張って頑張っていこう! という気持ちが(作品を観る人に)伝われば……」と熱い想いを語った。
本作は、荒川弘原作の大人気コミック「鋼の錬金術師」の劇場公開版。エドワード&アルフォンス兄弟に待ち受ける運命と、ついに語られる禁断の絆が壮大なスケールで描かれる。(磯部正和)
映画『鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星』は7月2日より全国公開