坂東玉三郎、中村獅童がチャリティートークショー＆バザール開催　収益は全額寄付

　歌舞伎役者・坂東玉三郎と中村獅童が、東日本大震災を受け、4月9日と16日の2日間、京都・南座にて、チャリティートークショー、チャリティーバザールを開催することがわかった。チャリティーバザールでは、坂東は直筆画、手製茶碗、中村は着用ブルゾン、愛用アクセサリーなど愛蔵品も出品。チャリティーの売り上げは、全額日本赤十字社を通じて被災地は寄付されるという。

　今回のチャリティートークショー開催について、坂東は「大自然を前にして、人間の力は弱いものです。心を持って生きて行けるように、自然を大事に、将来を考え、そして私たち俳優が役に立つことを考えて行きたいと思います」、中村は「自分自身も見失っていたこと、改めて気付かされることがありました。舞台に立つことで、お客さまに元気になっていただければ役者冥利に尽きます」とそれぞれコメントを寄せている。

　チャリティーバザールでは、2人の愛蔵品のほか、サイン入りポスター、Tシャツなどの販売も行うという。歌舞伎発祥の地に残る、由緒正しき南座で、坂東と中村は、どのような思いを語るのか、注目したい。（編集部・島村幸恵）

「坂東玉三郎　中村獅童　東日本大震災　チャリティートークショー」は南座にて4月9日（土）、16日（土）17時開演
チケットは発売中1、2階席5,000円、3階席2,000円（税込み）