EXILEが震災遺児のためにチャリティーミサンガの発売を決定 収益は「あしなが育英会」へ寄付

　日本を代表する人気グループEXILEが、東日本大震災のために親を失った震災遺児らのために、グループのミサンガを製作し、その収益を民間非営利団体「あしなが育英会」に寄付すると発表した。グループとして、ファンと共に行う初めての募金活動となる。

　東日本大震災発生直後から、被災地へ日本赤十字社を通じて義援金を寄付するほか、500mlペットボトルの飲料水約5万本を被災地に送ったことなどが報じられていたEXILE。現在、オフィシャルサイトに掲載されたお知らせで、被災地支援のため活動してきた彼らは、さらに「これから取り組めること」を考えてきたとコメントしている。

　そして、震災によって亡くなった人々の冥福を祈ると共に「親を失った子どもたちも、かなりの数になると聞いています」と震災によって家族を失った震災遺児について言及。「彼らの悲しみや淋しさを癒すのは不可能だと思いますが」としながらも、少しでも遺児たちの笑顔を取り戻すため、また、「この困難を乗り越えて、いつか夢を叶え、幸せをつかんでほしい」という思いから、その最初の活動として、復興の願いを込めたEXILEのミサンガを作り、その収益を、さまざまな理由で親を亡くした子どもたちを支援する民間非営利団体「あしなが育英会」に寄付すると発表した。

　EXILEは、お知らせの最後に、東日本大震災からの復興を願う彼らのテーマは、「～日本を元気に～」だと宣言。イベントやコンサートなどが相次いで中止・延期され、芸能界にも震災の影響が暗い影を落とす中「今年は精力的に活動していくことになると思います」と積極的に活動を展開し、日本を元気づける一役を担っていくことを約束した。

　ミサンガ製作に関する詳細については、決定次第EX FAMILY・EXILE mobile・LDH ・LDH mobileといったオフィシャルサイトで発表されていくということなので、彼らのファンならずともチェックしていただきたい。（編集部・入倉功一）