実家が震災被害に遭った渡辺直美、イベント中は明るく振舞うも地元・茨城の早期復興を切実に願う
13日、よしもと&化粧品会社のORBISがコラボレーションして制作したWEBムービー「星がわらっている」の公開記念イベントが品川よしもとプリンスシアターで行われ、出演者の渡辺直美、桜 稲垣早希、小泉エリ、ちすんが登壇した。東日本大震災で茨城県にある実家の屋根が壊れたという渡辺だが、より被害が大きかった地域の人たちを心配し、「頑張っていきましょう、日本!」と力強く宣言した。
「星がわらっている」は、古い日本家屋でルームシェアをしている5人の女性がそれぞれ仕事や人間関係で悩みつつも、人とのきずなによって自分を取り戻していくオムニバス。名作「星の王子さま」に登場する有名な言葉「大切なものは目に見えないんだよ」がモチーフの心温まる物語になっている。
本格的な演技をしたのは高校生のときに出演したVシネマ以来だという稲垣は、「そのときは30万円の借金をせんだみつおさんに取り立てられて、ソープに売られそうになる女の子の役でした」とほろ苦い過去を告白して会場を驚かせた。今回演じた声優を目指す女の子の役について「彼氏にひざまくらをして耳かきをするシーンがあるのですが、興奮して恥ずかしかったので演技に集中するのが大変でした」と振り返りつつ、恋人役の俳優が告白シーンで、役名ではなく稲垣の本名を呼んでしまったNGを明かし「ドキッとしました。プライベートと一緒になってきちゃって、相手を好きになっちゃいますね」とほおを赤らめていた。
一方、作品の舞台となる日本家屋の大家役を演じた渡辺は、「この中でルームシェアしたくない人は?」という質問に対し、「お風呂に入らないから」という理由で、4人中3人に指名されてしまう。しかし、ヘコんだ様子を見せない渡辺は、この日も髪の毛を4日間洗っていないことを明かして会場を引かせ、「自分でも嫌になるのですが、部屋がゴミ屋敷のように汚い。(腰の辺りを指差し)これくらいまでゴミがあるので、玄関を開けたらゴミを上るんです」とリアルなゴミ屋敷ぶりをさらけだしていた。
イベント中は明るく振舞っていた渡辺だが、終了後の囲み取材で東日本大震災について聞かれると沈痛な表情に一変。茨城県にある実家の屋根が震災で壊れたことを明かし、「海に近い地域の人たちはもっと大変みたいなので、皆さんに助けていただきたいという思いがあります」とより被害の大きい地域の早期復興を切実に訴えかけ、「頑張っていきましょう、日本!」と最後は力強くエールを送った。(肥沼和之)
WEBムービー「星がわらっている」は4月13日より株式会社ORBISオフィシャルサイトで公開