歌舞伎座、新外観デザインが明らかに!建替え前の趣を踏襲しつつ近代の風吹き込む!2013年春に開場予定
昨年10月から新築工事に着工している歌舞伎座の新外観デザインが発表された。新しい歌舞伎座は、建替え前の桃山形式の外観を踏襲(とうしゅう)した劇場の背面に、近代的なオフィスビルを備えた新しい時代の訪れを感じさせる姿に生まれ変わるという。
晴海通り側に瓦屋根、唐破風(からはふ)、欄干など建替え前の第4期歌舞伎座の趣を継承した劇場、昭和通り側に日本建築の捻子連子格子(ねりこれんじこうし)をモチーフとした柔らかな陰影のある外装が印象的な近代的賃貸オフィスが併設される新しい歌舞伎座。客席数、舞台寸法は、第4期歌舞伎座と同程度が確保される予定で、トイレの増設、バリアフリー化などにより、新しい時代にふさわしい劇場を目指す。
近代的なオフィスビルが、由緒ある歌舞伎座を、現在の銀座の街並みに調和させるデザインは、末永く日本文化を継承してくれるであろうことを感じさせる。生まれ変わった歌舞伎座は、2013年春に会場予定。再開場の日が待ち遠しい。