井上真央&永作博美がミニスカで登壇!ピカピカの美脚を披露 被災地の宮城から取り寄せた1,000本のカーネーションに感激!
29日、丸の内ピカデリーで映画『八日目の蝉』初日舞台あいさつが行われ、井上真央、永作博美、小池栄子、森口瑤子、渡邉このみ(子役)、成島出監督が登壇。5月8日の母の日に先駆けて、舞台上はカーネーションに彩られた。(タイトルの「蝉」は、「虫」に「單」が正式表記)
母と子のきずな、母の愛などを描いた本作にちなみ、舞台上は宮城などの被災地から取り寄せたという1,000本のカーネーションで彩られた。ピンクのミニスカワンピ姿で登壇した井上は、「初日ということで、蝉の絵のついたワンピを着てみました」と胸のあたりを指さすと、隣にいた永作も「え! そうだったの~!?」と思わず衣装を覗き込んでいた。そして続けて、「悩みぬいて、ぶち当たりながら、一つの光、違う景色が見られると信じて頑張ってきました。皆さんにも、同じような気持ちを体感していただけたらと思っております」とあいさつ。思い入れの強い作品だけに、感無量の表情を見せる井上だった。
そして本作の演技について、「監督に言われたことは目をそらすなということでした。自分では人の目を見て話す方だと思っていたんですが、それでも一瞬目をそらすことがあったんだなと、監督に指摘されて気付きました」と明かすと、成島監督も「(井上演じる)恵理菜は、どこか心を閉じてる子ですが、瞳だけはいきつくところまで見つめてほしいと思ったんです」と演出意図を明かす。実は井上の真っすぐな眼差しは、彼女の子役時代を演じた渡邉の眼差しを参考にしたとのことで、「彼女とはリハーサルのときに会っただけだったんですが、本当にこのみちゃんの目は印象的なので、そこを観てください」と語る井上。その言葉通り、本作では登場人物たちの眼差しが、非常に印象的なものとなっている。
そんな渡邉は、母の日ということで、登壇者たちに一足早い「母の日」のカーネーションのミニ花束をプレゼント。特に劇中で、実の母親のように接していた永作に会えたのはとてもうれしかったようで、「ママに会えてうれしいです」とはにかんだ笑顔。昨年の5月に第1子を出産したばかりで、産休返上で本作撮影に取り組んだ永作も、渡邉を抱きかかえたりするなど、すっかりママの優しさを見せていた。
そして最後にコメントを求められた成島監督は「今回は、技術的なことではなく、『あなたなら出来る』と(俳優に)伝えることが演出の9割でした。皆さんが想像以上にやりきってくれたので、本当に感激しました。クランクアップの日は、一生忘れられません」とコメント。その言葉に力強くうなづく女優陣の姿に、本作に対する自信のほどがうかがえた。
本作は、直木賞作家・角田光代による、累計150万部目前のベストセラー小説を映画化したヒューマン・サスペンス。誘拐犯の女と誘拐された少女との逃亡劇と、その後の二人の運命を描く。
映画『八日目の蝉』は全国松竹系にて公開中