兄弟でハリウッドデビューの斉藤祥太&斉藤慶太が登壇!客席の父親に「親父、拍手してないじゃん!」とツッコミ
29日、俳優の斉藤祥太・斉藤慶太が兄弟でハリウッドデビューを飾った映画『スコット・ピルグリムVS. 邪悪な元カレ軍団』の初日舞台あいさつがシネマライズで行われ、兄弟そろって登場した。
映画『スコット・ピルグリムVS. 邪悪な元カレ軍団』写真ギャラリー
本作は斉藤兄弟のハリウッドに進出作というのはもちろん、映画『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』など日本でも熱狂的な人気を誇るエドガー・ライト監督作品とあり、会場には多くの映画ファンが集結。上映後に登壇した二人は「初日を迎えてテンション上がっています」とあいさつして拍手に包まれるも、会場に駆け付けていた父親に「親父、拍手してないじゃん!」と突っ込んで会場を笑わせていた。
そんな父親の見守る会場だったが、舞台あいさつでは本作で二人が演じる邪悪な元カレ軍団にちなみ、「もし兄弟で同じ女性を好きになったら?」と質問された二人。慶太は少し悩みながら「(ライバルが)兄弟だったらこっそり身を引きます」と兄弟では争いたくない様子。一方、祥太は「付き合うなら先につき合いたいですね」とあっけらかんと即答し会場は爆笑。すかさず慶太も「僕は後でも大丈夫です」との発言をしてさらに会場を沸かせていた。
2人のトークは監督やキャストの話題にも触れ、慶太はエドガー監督について「浅草や秋葉原とか中野ブロードウェイなどで撮った写真を見せびらかされました。日本のことが好きなオタクでしたね」と知られざる一面を告白。祥太も主演のマイケル・セラについて「本番前はいつもお菓子たべてるよ(笑)」と暴露しつつも「でも本番になるとスイッチが入るんだよ」と絶賛。気が置けない間柄の監督や俳優に囲まれたこともいい作品作りの秘訣になったようだ。
本作は不思議な魅力を持つ女性に恋した青年が、彼女の邪悪な元カレたちと戦う羽目になる奮闘を描いたバトルアクション・ラブコメディー。斉藤祥太・斉藤慶太兄弟が演じる、キーボードを武器に主人公に立ちはだかる邪悪な元カレ軍団の一員にも注目だ。(取材・文:中村好伸)
映画『スコット・ピルグリムVS. 邪悪な元カレ軍団』は公開中