綾瀬はるか、実は歴女!?理想の男性・坂本龍馬を熱く語る!
400年前の歴史とリンクする秘密によって、大阪が「全停止」するという奇想天外なストーリー展開が魅力の映画『プリンセス トヨトミ』に出演した女優・綾瀬はるかが、意外にも歴史好きであることがわかった。本作で綾瀬が演じたのは、堤真一演じる松平元、岡田将生演じる旭ゲーンズブールと共に大阪の謎に巻き込まれる会計検査院調査官の一人、鳥居忠子。省庁や地方団体の会計を調査するというプロフェッショナルを演じた綾瀬は、役づくりについて、また本作の魅力について語るうちに、歴史の話が止まらなくなった。
まずは役づくりについて、「実際の調査官の方々の衣装や髪形、バッグの中身を参考にさせてもらった」と明かした綾瀬。その甲斐(かい)もあってか、スクリーンではいつも以上にキリリとしまった彼女の表情が浮かんでいる。一方で演じる鳥居は“ミラクル鳥居”と呼ばれ、持ち前の勘を働かせて大仕事をやってのける“天然系”キャラでもある。このあたりについても綾瀬は「わたしはここまでミラクルを起こすことはないですが、けっこう『勘がいい』って周りから言われますね。初対面の人の何げない行動を観察して、『こういう人かも』って見抜いちゃうんです」と、ちょっぴり照れながらも、鳥居と自分の意外な共通点を語った。
『プリンセス トヨトミ』の原作は、万城目学のベストセラー。奇想天外な万城目作品は映像化作品も多く、綾瀬も2008年に放送された万城目原作のテレビドラマ「鹿男あをによし」に出演している。万城目の作品は、歴史と現実のユニークなリンクが特徴で、「歴史モノが大好き」と明かした綾瀬は、今回も出演が決まってすぐに原作を読んだとか。そんな彼女は、歴史上の人物で最も好きな人を「坂本龍馬です!」ときっぱりと話すと、坂本龍馬についてノンストップで語り出した。
綾瀬は「早くから日本の外に目を向けた龍馬は、みんなで手をつなごうとして、多くの人のために走り回った男。もちろんこれはわたしが本で読んだ知識や世の中のイメージで、実際の龍馬がどんな人なのかはわかりませんが、その人柄は大好きですね。幕末の龍馬たちが時代を変えてくれたおかげで、今のわたしたちがいることを実感しちゃいます。龍馬には、もうちょっと長く生きて、新しい時代を見てほしかった……」と熱く語り、“龍馬愛”に目を輝かせた。どうやら綾瀬はるかの理想の男性は、坂本龍馬らしい……彼女に愛されたければ、まずは龍馬のような男を目指すしかない!?(取材・文:斉藤博昭)
映画『プリンセス トヨトミ』は5月28日より全国公開