『パラダイス・キス』の嵐役賀来賢人、ドヤ顔で着こなしたドハデ衣装の数々…撮影秘話
大人気コミックを映画化した話題作『パラダイス・キス』に出演した、注目の俳優賀来賢人に作品やプライベートについて直撃インタビューし、幅広い役柄をこなす若手実力派として活躍中の彼の素顔に迫った。
『パラダイス・キス』は、矢沢あいのベストセラーコミックを実写映画化した青春ストーリー。天才的なセンスを持つデザイナーの卵、小泉ジョージ(向井理)と大学受験を控えた女子高生・紫(北川景子)の恋愛を中心に、ファッション業界での活躍を目指す専門学校生たちの青春がつづられる。ジョージの仲間であり、ロックテイストのファッションに身を包む嵐を演じた賀来は、「ファッションのお話ですから、服に着られないようにすることも大事。衣装に負けないよう、ドヤ顔で着こなすようにしていました(笑)」と撮影時の気合を振り返った。ちなみに、最もお気に入りだった衣装は、30万円の手編みのヒョウ柄ニットだそうだ。
熱い真夏から始まった撮影ではハードなスケジュールが組まれ、出演者たちは不眠不休の現場を体験したというが、出来上がった作品は舞台裏の過酷さを感じさせない、キラキラしたガーリーな世界に。学生時代は男子校で、「映画の中の彼らほどキュンキュンした思い出はないですね。毎日部活を頑張っていたので、キラキラはしていましたけど」と語る賀来自身、青春ストーリーとしての出来栄えにも自信を見せ、「自分がやりたいと思うことをやれる喜びやそのために何かを決意することの強さなど、ポジティブなメッセージを作品から受け取ってもらえたらうれしいですね」と熱く語った。
シリアスなヒューマンドラマからコメディーまで、幅広い役柄で個性を放つ賀来だが、あこがれの存在は、ジョニー・デップ、木村拓哉、阿部サダヲと洋邦さまざま。中でも、木村拓哉に対する尊敬の念は深いようで、「天才だと思います。芝居が上手過ぎです。「ロングバケーション」はもう400リピートしていますね」と熱弁を振るった。しかしながら、今後一緒に仕事をしてみたい人を尋ねると、その答えは木村拓哉ではなく、なぜか「森三中の黒沢さん。好きなんです。会いたい(笑)」とひそかな願望を告白。イケメンにして、独自の世界観を持つ個性派・賀来賢人から今後も目が離せない。
映画『パラダイス・キス』は6月4日より全国公開