女装パフォーマー・ブルボンヌと月本えり、可愛い女子100人を前にぶっちゃけトーク炸裂
5日、世界中で愛されているグリム童話「赤ずきん」の大人になった姿を描いた映画『赤ずきん』公開に先駆けた「現代版“大人になった赤ずきん”をプロデュース!」イベントが日仏学院で行われ、ファッション雑誌「Zipper」や「ViVi」でモデルとして活躍し、ファッションブランドのプロデューサーも務める月本えりと、新宿二丁目でゲイバーのママをしつつ、テレビ等で活躍中の女装パフォーマー、ブルボンヌが登壇。映画の試写会に参加した100人の女子にオシャレとオトコについてのぶっちゃけトークを展開した。
会場に集まった100人の女子は、映画『赤ずきん』にちなんだ赤を基調にしたファッションで試写会に参加。そんな彼女たちにオシャレプロデューサーの月本は「皆さん赤の使い方がおしゃれで、本当に可愛らしい。わたしなんかよりモテそう」と声を掛けると、すかさずブルボンヌが「そういう発言って嫌味よね」とすかさず突っ込み。一気に会場が和む。
この映画では、危険な三角関係に揺れる赤ずきんの心情描写が丁寧に描かれているが、「わたしはキャラ的に、自分から追いかける感じだから、もし向こうから来たら『この人、変態なのかしら』って思っちゃう」とブルボンヌならではの言い回しで恋愛観を語ると、月本も「好きだって言ってくれる人と一緒にいる方が幸せだと思うけど、わたしもチャンスを逃したくないって思いが強いので、自分から動いちゃうほうですね」と同調。場内から共感する声が上がった。
また“男性と女性の中間”と自分を表現するブルボンヌは「(愛の営みに)女の子は雰囲気が大切って気持ちも分かるけど、男は時として、その場限りの衝動に駆られてしまうことがあるのよね」と表現すると、その後、生々しいトークへと加速。慌てて司会者から止められるシーンもあった。
最後に、参加者の中からそれぞれ「狼に食べられそうな赤ずきん賞」「プロフェッショナル ビューティー チーム賞」「大人になった赤ずきんグランプリ」が選ばれ、グランプリ受賞の女性には、プロのヘアメイク、スタイリスト、カメラマンによるスペシャル赤ずきんコーデが施された。
本作は、レオナルド・ディカプリオが製作に参加し、グリム童話「赤ずきん」の成長した姿を描いたダークなファンタジーサスペンス。月本もブルボンヌも「最後まで結末が予想できなくてハラハラした」と感想を述べたように、誰もが知っているおとぎ話の、誰も知らない結末、まったく新しい大人のためのおとぎ話に仕上がっている。(磯部正和)
映画『赤ずきん』は6月10日より丸の内ピカデリーほか全国公開