松本人志、ハリウッド版『大日本人』に自らも参加することを表明!『さや侍』のリメイクは主役はジョニー・デップで?
6日、初監督作『大日本人』のハリウッドリメイクが発表されたばかりの松本人志監督が、東京国際フォーラムにて行われた最新作『さや侍』の合同取材会に出席し、発表後初めて公の場所で喜びを語った。またハリウッドリメイク版『大日本人』には、何らかの形で自身も参加する予定だと明かした。
3日に放送されたNHKの情報番組「あさイチ」で、「ハリウッドからすごい話が来ていて……、すべてを3日後に発表します」と発言し、発表の中身をしゃべりたくてうずうずしていた様子の松本監督だったが、この日改めて本人の口から現在の心境が語られた。今週末公開の監督作品第3弾『さや侍』が8月3日から13日までスイスで開催される第64回ロカルノ国際映画祭に正式出品されることも決定し、松本ワールドが世界に認められていることについて「ロカルノにしてもリメイクにしても、僕の面白いと思うことを世界も絡めながらできるような状況がやっと整ってきたので、それはすごくうれしいと思います。これからも頑張って笑いを届け続けるしかない」としみじみ喜びをあらわにした松本監督。
しかし、日本ではまだダウンタウンの松本としてしか見てもらえないことがつらいともいい、「(記事で)“松ちゃん監督”というのはもういい加減、勘弁してください」とお願いする場面も。「僕の映画は映画を壊してやろうみたいなところから始まったのですが、意外とそれが海外の人にすんなり受け入れてもらっています」とうれしさをかみしめた上で、「でも、(日本でダウンタウンとして)僕のことを知り過ぎている人には、へたうまが通じてないというか、下手下手と思われていて、今回の『さや侍』で見方を変えてもらえるかなとは思っています」と希望と共に複雑な心境を明かした。
また、今回のリメイクでは何らかの形で参加する予定だといい、「普通のリメイクは丸投げな感じなんですけど、今回は僕も何らかの形で参加する形のリメイクなので、『大日本人』とも違う、面白い、楽しいモンができたらな」と思いをはせた。『さや侍』についても「主役の野見勘十郎をジョニー・デップでやってみたいな」と冗談めかしていた。これから世界に羽ばたく松本作品の動向に、日本国内からもますます注目が集まりそうだ。(取材・文:中村好伸)
映画『さや侍』は6月11日より全国公開
映画『大日本人』通常盤DVDはよしもと アール・アンド・シーより発売中(税込み:3,990円)