モー娘。高橋愛、卒業は「寂しい」 『ハリポタ』コスプレで10年間を振り返る
8日、有楽町・丸の内ピカデリーにて映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』“10年間ありがとう、ハリー・ポッター”メッセージ書き込み式が行われ、モーニング娘。リーダーの高橋愛がハリーのコスプレ姿で登場。シリーズ1作からハリーの吹き替えを行ってきた小野賢章と共に、ハリーへの思いを語った。
2001年12月に公開された第1作『ハリー・ポッターと賢者の石』より10年。いよいよ本作で歴史的なフィナーレを飾ることになった『ハリー・ポッター』シリーズ。そんな10年間を振り返り、イギリス本国のキャスト、スタッフたちに日本の“ポッタリアン”(ハリポタファン)たちから熱いメッセージを寄せ書きにして送ろう、という趣旨で行われた今回のイベント。この書き込み式は東京(丸の内ピカデリー)、大阪(梅田ブルク7)、札幌(札幌シネマフロンティア)、名古屋(109シネマズ名古屋)、福岡(ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13)の全国5大都市で開催されることとなる。高橋は「I LOVE HARRY POTTER、10年間ありがとう HARRYに出会えて幸せでした!!! モーニング娘。高橋愛」と寄せ書きに書き込んだ。
ポッタリアン代表として登場した、モーニング娘。の高橋はメガネにネクタイ、ショートパンツというハリーのコスプレ姿。「ヤバいですね。自分もハリーになったような、男の子になったような気分です。これを着て映画を観たいです!」とハリーコスプレ初体験にご機嫌な様子。高橋がハリーに出会ったのは、モー娘。加入前とのことで、いつも本を持ち歩くほどに気に入っていた作品だったとのこと。「ずっと本を読んでいたんですけど、映画化されると聞いたときはうれしかったですね。モー娘。に入ってからも、映画館で観たり、DVDも買いましたし、ツアー中でも読んでいました。新幹線の移動中にもマネージャーさんから、そんな大きな本を持ち歩いて肩が凝らないの? と聞かれて、全然、と言っていたくらい好きでした」とハリーに対する愛情をせつせつと語る高橋。
くしくも高橋にとって映画版ハリーと過ごした10年間は、モー娘。として過ごした10年間に重なる。「わたしもモー娘。10年目なので、唯一の共通点があってよかったです。やはりこの10年では、モーニング娘に加入したことが大きい出来事でしたね。それもまさかリーダーになれるなんて思っていなくて。この10年で成長しました」としみじみと振り返る高橋。
さらに今年の秋にはモー娘。の卒業が待っている。「卒業を前にして、寂しい気持ちもあります。でもハリーだって結末を迎えなくちゃいけないですからね。卒業は自分で決めたことですけど、いざそうなると寂しくて。同期や後輩のみんなが心配で見届けたい気持ちもありますけど、あと4か月、卒業までを楽しみたい」とモー娘。卒業に対する複雑な思いを語った。そして卒業後の道としては、「モー娘。で舞台や映画、ドラマなんかをやらせてもらって演技に興味を持ったので、今後も演技をやらせてもらえたらと思っています」と未来に向けて思いをはせていた。
本作はJ・K・ローリング原作のベストセラー小説を映画化した大ヒットシリーズ最終章。主人公ハリーと宿敵ヴォルデモート卿の本格的決戦がいよいよ始まる。シリーズ初の試みとなる全編3D映像にも注目だ。(取材・文:壬生智裕)
映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』は7月15日より丸の内ピカデリーほか全国公開