「きかんしゃトーマス」が実写映画化の監督が決定!ダークファンタジー映画『9』の監督が手がける!
1945年に絵本としてイギリスで誕生して以来、日本はもちろん、世界中の子どもたちに大人気の「きかんしゃトーマス」が実写映画としての製作が具体化したとデッドラインが報じた。監督は『9<ナイン> ~9番目の奇妙な人形~』を手掛けたシェーン・アッカーが務める。
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「きかんしゃトーマス」は1945年にイギリスの牧師、ウィルバート・オードリーが子どもたちのために書いた絵本「汽車のえほん」シリーズが原作。1984年に、多くの人が慣れ親しむ、模型を使用したアニメーション番組としてテレビ放映が開始され、世界中で大人気となった。日本でも、1973年から絵本の刊行が開始され、1990年にアニメのテレビ放映が開始。現在に至るまで、子どもたちに夢を与え続けている。
本作を手掛けるのは、ティム・バートン監督と『ウォンテッド』のティムール・ベクマンベトフ監督が製作を務めたアニメーション映画『9<ナイン> ~9番目の奇妙な人形~』で長編監督デビューを果たしたシェーン・アッカー監督。人間の絶滅した世界が舞台のダークファンタジーを手掛けた監督が、子どもたちに人気の絵本を映画化するというのは、意外な選択だが、監督は現在生後20か月になるという長女が誕生して以来、子どもと触れ合うことによって、自分の中に新しい発想が芽生えたとデッドラインに語っており、児童向けのファンタジーを製作できることを、むしろ歓迎しているようだ。
デザインや造形は『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズなどを手掛けたVFXスタジオのWETAワークショップと玩具メーカーのマテル・インターナショナルが共同で手掛け、脚本は『シュレック フォーエバー』のジョシュ・クラウスナーと『ねずみの騎士デスペローの物語』(日本未公開)のウィル・マクロブとクリス・ヴィスカルディが担当する。アッカー監督によれば、物語は思春期を迎えた男の子が主人公で、記憶にはないが、彼の父親も子どものころに訪れたことのある、不思議な世界に迷い込むことから始まるという。
これまでにも『きかんしゃトーマス劇場版 魔法の線路』など、いくつかの劇場版が製作されている本シリーズだが、長編実写映画としての製作は初になるとのこと。公開予定日やいつ撮影が始まるのかなど、詳細は明らかになっていないが、アッカー監督が娘の力を借りて、どんなファンタジーを作り上げるのか、期待が高まる。(編集部・入倉功一)