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『ALWAYS 三丁目の夕日』の山崎貴監督、脳みそが3D化してしまっている!?

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3Dの魅力にどっぷりとはまってしまった! 山崎貴監督
3Dの魅力にどっぷりとはまってしまった! 山崎貴監督

 18日、シネマート新宿で行われた「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2011」のイベントに映画『ALWAYS 三丁目の夕日』の山崎貴監督と3D部門ノミネート監督や3D放送番組の製作・編成に携わる担当者らが出席し、観客を前に3D映像製作について熱いトークセッションを繰り広げた。

山崎貴監督最新映画『ALWAYS三丁目の夕日’64』場面写真

 映画『スター・ウォーズ』に衝撃を受けて特撮の道を目指したという山崎監督だが、最初に3D映画制作のオファーが来たときは「何で僕が?」と躊躇(ちゅうちょ)したという。しかし、今では奥行きの感じられる超リアリズム感に加え、タイムスリップ感の味わえる3Dの魅力にどっぷりとはまってしまい、「脳みそが3D化してしまっている」と苦笑した。飛び出すことの面白さに夢中になった監督やスタッフは、今では飛び出し過ぎる映像を観た観客の健康被害を心配している始末。一方、「予算と時間がたっぷりかかる3Dという技術が、映画作りにどれだけ貢献できるのかを考えていかなければ……」と気を引き締めることも忘れていない。

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 今後も映画を撮り続けていくための展望を聞かれた山崎監督は、「自分の撮りたいもの、そして商売になるもの、この二つのバランスを考えて企画を立てると予算が集まりやすい」と独自の意見を伝え、映画制作に携わるものへのアドバイスとした。

 また、12月17日公開の映画『friends もののけ島のナキ』の特別映像がいち早く紹介され、その楽しくて魅力的なキャラクターと独特の世界観に惹かれた観客たちの目をくぎ付けにしていた。飛び出しのシーンで感情をコントロールしているという監督は、「公開後の子供たちの反応が楽しみだ」と笑顔を見せた。山崎監督は、現在3D作品として映画『friends もののけ島のナキ』、『ALWAYS三丁目の夕日’64』を制作中。

 当日、客席後方には、ショートショートフィルムフェスティバル、同映画祭実行委員代表で俳優の別所哲也の顔も見られた。

 今年で13回目を迎える日本発アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2011」は、6月16日から6月26日まで表参道ヒルズをはじめ都内各所や横浜にて開催中。24日にはシネマート新宿にて、押井守監督を特別審査員に迎えた3D部門優秀作品の受賞式イベントが開催される。(福住佐知子)

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