来日中のレディー・ガガは10日間の長期滞在!被災地訪問の希望も
東日本大震災の被災地支援イベント「MTV VIDEO MUSIC AID JAPAN」(VMAJ)に出席するため、21日に来日したレディー・ガガが、7月1日までの10日間を日本で過ごすことがわかった。
奇抜なファッションと過激なパフォーマンスが話題を呼んでいる希代の歌姫は、東日本大震災発生の直後、被災地のため、誰よりも早く立ち上がった。3月11日の震災発生から1日もたたないうちに、自身のウェブサイトで1本約5ドル(約400円)から約105ドル(約8,400円)のリストバンドを販売し、売り上げのすべてを被災者への義援金にすることを発表。個人的な寄付と合わせて、およそ300万ドル(約2億4,000万円)の寄付が報じられるなど、日本で起きた悲劇をつねに気にかけてきた。(1ドル80円計算)
「日本の安全を証明したい」と話したガガの10日間におよぶ滞在は、日本全体にとって大きな意味を持つ。地震への恐怖にあわせ、福島第1原発での事故の影響により、浅草や京都など、海外からの旅行客に人気の観光地も、渡航者が激減。3月に起きた震災から3か月以上がたった現在まで、ハリウッドスターの来日キャンセルが続く現実に、日本のエンターテインメント界も危機的な状況に追い込まれていた。そんな状況下でのガガ来日は、まさに明るい希望の光。白紙状態が続き、「震災当初のキャンセルは仕方ないと思ったが、ここまでとは……」と困惑していたという映画関係者も、「レディー・ガガの来日をきっかけに、ハリウッドスターも来日してくれれば……」と期待を込めている。
ガガは、周囲の人々に「可能であれば被災地訪問もしたい」と語っているそうだが、関係者に確認したところでは、スケジュールはまだ白紙状態とのこと。日本滞在中、彼女がどんなアクションを起こすのか? その行動に注目していきたい。(編集部・森田真帆)
「MTV VIDEO MUSIC AID JAPAN」は6月25日18時から幕張メッセ・幕張イベントホールにて開催