成長した天才子役ハーレイ・ジョエル・オスメントが現代版フランケンシュタイン映画に出演!
1999年の『シックス・センス』で11歳にしてアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、天才子役として名をはせたハーレイ・ジョエル・オスメントがフランケンシュタインの物語を現代に置き換えた新作映画で、死体をよみがえらせる実験に取り付かれる青年、ヴィクター・フランケンシュタインを演じるとバラエティー誌などが報じた。
本作はジョシュ・ハートネット主演で映画化されたサバイバルホラー「30デイズ・ナイト」を手掛けたスティーヴ・ナイルズによるコミック「ウェイク・ザ・デッド」が原作で、古典ゴシックホラー小説「フランケンシュタイン」の物語を現代に置き換えたストーリーになるという。ハーレイは死人をよみがえらせる実験に着手する若き医学生ヴィクターを演じる。監督は未確認生物ネッシーをテーマにしたファンタジー映画『ウォーター・ホース』などのジェイ・ラッセル。さらに人気バンド、ガンズ・アンド・ローゼズの元ギタリスト、スラッシュの設立した映画会社スラッシャー・フィルムが製作を手掛ける。
かつて『ペイ・フォワード 可能の王国』や スティーヴン・スピルバーグ監督の『A.I.』といったヒューマンドラマで繊細な演技を披露し、そのあどけない表情も相まって人気子役の名をほしいままにしたハーレイも、今や23歳。2006年に酒気帯び運転とマリファナ所持の罪により執行猶予がつくなどのトラブルの影響もあってか、新作映画の話題がなかったが、ここにきて名作怪奇映画の現代版の主演という、これまでのイメージを一新させる役柄に挑戦することになりそうだ。
「フランケンシュタイン」の映画化は現在20世紀フォックスがジョン・ランディスの息子で脚本家のマックス・ランディスを雇って脚本作業を進めている作品や、マット・リーヴス監督による原作の前日譚(たん)となる作品、ティム・バートン監督が自身のルーツとなった短編映画『フランケンウィニー』を長編として製作する作品など、ほかにも数多くのプロジェクトが進行している。(編集部・入倉功一)