世界で活躍するロックバンドDIR EN GREY、大人気ゲーム「Wizardry」シリーズとコラボ!
人気ロックバンドDIR EN GREYの楽曲「残-ZAN-」が、今年で30周年を記念するRPGゲーム「Wizardry」シリーズの最新作「Wizardry Online」のプロモーション映像にテーマ曲として使用されることを記念して、12日に新宿バルト9にてトークイベント行われ、メンバー5人が登場した。
映画『劇場版DIR EN GREY ~UROBOROS“10”~』場面写真
1997年の結成当時から、音楽的・視覚的に変化を重ねつつ、徹底的に自分たちのロックを追求。今や日本だけにとどまらず、海外でも支持層を確立しているDIR EN GREYの5人。この日登壇していた「Wizardry Online」総合プロデューサーの岩原ケイシ氏は「彼らの曲と詞に触れたときガーンときて、開発中の『Wizardry』に合うと思いました」とコラボレーションを思い立った理由をコメント。「このシリーズは過酷で、ユーザーにこびないゲーム。生死観が彼らの世界観と似ていると思い、話を持ちかけました」と経緯を説明した。
そしてトーク中には、楽曲使用にとどまらず、「Wizardry Online」の中にDIR EN GREYのメンバーがデザインした武器アイテムなどが登場予定であることも発表。メンバーは、それぞれが現在考えているアイテム設定などについて聞かれ「そこでしか手に入らないアイテムがあるといい」(Toshiya)、「優しめ(の設定)でいきます」(Die)、「謎解きが好きなので、謎が深まるもの」(Shinya)、「(自身の曲の)歌詞と関係ある設定。言葉が書いてあるとか」(薫)など、言葉少なながら、アイデアを披露。そして最後にボーカルの京がボソリと「(武器などの)装備無しにする」と冗談なのか本気なのか一瞬迷ってしまうようなコメント。終始このようなメンバーの寡黙(かもく)でマイペースな様子に司会者も汗ダラダラな状態となっていた。
トーク後には岩原氏が「今後もメンバーの方といろんな話をしながら開発していきたいですね」とサービス展開への抱負を語り「DIR EN GREYのメンバーが考えた設定で、ゲームをやってみたい人!」と客席に呼びかけると、この日招待されていた約150人のファンのほとんどが笑顔で手をあげ、ゲームへの期待感をにじませていた。
また、イベント終了後には、2010年1月9日と10日に行われたDIR EN GREYの武道館2デイズライブの模様を収録した『劇場版DIR EN GREY ~UROBOROS"09"~』と『劇場版DIR EN GREY ~UROBOROS"10"~』が2010年5月の公開以来となる一夜限りでリバイバル上映。ファンにとっては大満足のイベントとなっていた。(古河優)
「Wizardry Online」は今夏よりスタート予定