フランス映画『8人の女たち』が舞台化!浅野温子、荻野目慶子、加賀まりこ、大地真央、戸田恵子、マイコ、牧瀬里穂、南沢奈央が競演!
カトリーヌ・ドヌーヴをはじめ、フランスを代表する女優たちが出演した2002年の映画『8人の女たち』が、豪華女優陣の出演で今年12月に舞台化されることが明らかになった。浅野温子、荻野目慶子、加賀まりこ、大地真央、戸田恵子、マイコ、牧瀬里穂、南沢奈央といったさまざまな年代を代表する女優たちが集結した本作は、ミステリー的な要素もちりばめた、笑って楽しめる作品。女優たちの特色がそれぞれ前面に出た、まさに演技の真剣勝負といえる舞台になりそうだ。
今回の舞台「8人の女たち」は、フランスのヒッチコックとも評されたコメディー作家ロベール・トーマが1961年に執筆した戯曲が原作。一つの殺人事件を軸に、その場に居合わせた8人の女たちの秘密が暴かれていくミステリー仕立ての作品だ。登場するのは、殺された男の祖母(加賀)、妻(大地)、妹(浅野)、義妹(戸田)、長女(マイコ)、次女(南沢)、メイド(牧瀬)、ベテランメイド(荻野目)とひと癖もふた癖もありそうな美しい女たちばかり。これを逃せば二度と観られることはなさそうな豪華な面々だ。
ロベール・トーマの戯曲は、2002年にフランスで映画化。その際にはカトリーヌ・ドヌーヴ、ダニエル・ダリュー、イザベル・ユペールといったフランスを代表する女優たちが集結し、二度とは実現しない奇跡のキャスティングとの絶賛を受けた。それを証明するかのように、同年のベルリン国際映画祭では出演女優8人が銀熊賞を受賞。だが、今回の日本での舞台版も、それに負けず劣らずの豪華キャスティングであることは明らかだろう。
出演女優で最年長の加賀と最年少の南沢の年齢差は実に47歳とさまざまな年代を代表する女優が集まっていることが、ここからもうかがえる。その加賀が「まあー、すごい女優さんたちね……あら、やだ? わたしが一番年上じゃない?」と余裕たっぷりのコメントを残している一方で、これが4年ぶりの舞台となる牧瀬は「この作品、共演者の方々と、とても緊張しています」と、まだ21歳の南沢は「このたび、あこがれの先輩方とご一緒できることが本当に夢のようです」と緊張しきり。ベテランの戸田は「女性だけのお芝居っていったいどんな感じですかね? 初体験!」と幕開けが楽しみで仕方のない様子を見せている。
演出を務めるG2は、本作について「劇場の機構にも大きく手を加えて、女優8人の壮絶な生バトルをお見せします」と観客の期待に背かないことを約束しつつも、「とはいえ、原作のロベール・トーマはフランスではコメディーの名手でもあり、G2脚本・演出ですから、笑って楽しんでもらえる作品にする予定」と自身の持ち味も存分に発揮された舞台にすることを明言。美しい8人の女たちを楽しんでもよし、ミステリーを楽しんでもよし、コメディーを楽しんでもよしという本作は、今年12月より上演予定だ。
舞台「8人の女たち」は12月9日~12月25日にル テアトル銀座by PARCOにて上演 その後、2012年1月7日~1月9日まで森ノ宮ピロティホールにて上演