リドリー・スコット監督の『プロメテウス』 アイスランドの活火山で撮影を敢行
映画『エイリアン』の前章と言われているリドリー・スコット監督の新作映画『プロメテウス(原題) / Prometheus』が、アイスランドの活火山で撮影を行っているという。
シネマ・ブレンド.comによると、同映画はいつ噴火をしてもおかしくないヘクラ山のふもとで撮影をしているらしい。アイスランドでの撮影期間は2週間の予定で、「世の始まり」を撮影していると言われているが、何の世なのかは明らかにされておらず、相変わらず謎だらけの映画だ。
『プロメテウス(原題)』は、当初は『エイリアン』の前章と言われたあと、テレビドラマ「LOST」のデイモン・リンデロフが参加したことで、まったく新しい方向性を持ち、『エイリアン』とは切り離したオリジナル作品として制作されることになったが、現在はまた『エイリアン』の前章という位置づけになっているらしい。
エイリアン・プリークエル・ニュース.comに掲載された『プロメテウス(原題)』のセットの写真は、『エイリアン』の視覚効果デザインでアカデミー賞を獲得したH・R・ギーガーの世界が明らかに再現されており、前章映画である可能性がかなり高い。写真を掲載した同サイトは20世紀FOXから写真を削除するよう求められ、現在は掲載されていないが、エイリアンの口や背骨をイメージさせるデザインが施された巨大なホールへの入り口と中には無数の椅子のようなものが置かれている様子は、『エイリアン』ファンの期待を高めるものとなっている。(澤田理沙)