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手話通訳付きトークショーに参加のアーティストBIKKE、「人生、悔いのないように生きましょう」と観客にエール

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左から手話通訳、MCの襟川クロ、BIKKE
左から手話通訳、MCの襟川クロ、BIKKE

 23日、バリアフリー上映を実施している映画『人生、ここにあり!』の公開を記念したトークイベントがシネスイッチ銀座にて行われ、視覚障害者向けの音声ガイダンスのナレーションを担当したアーティストのBIKKETOKYO NO.1 SOUL SET)がゲストとして参加。映画の感想などを語り「やればできるさ!!」とエールを送った。

映画『人生、ここにあり!』場面写真

 「視聴覚に障害を持つ方や高齢者の方々にも映画を楽しんでもらいたい」という趣旨のもと、日本語字幕および日本語吹き替え、そして音声ガイダンス付きバリアフリー上映を実施している本作。公開初日を記念した今回のトークショーも、参加した聴覚障害者の方のために手話通訳がつくという徹底ぶりだ。音声ガイダンスのナレーションを担当したBIKKEは「ナレーションの仕事はやったことがなかったので、自分でいいのかなと思った」とオファーを受けた時の印象を語る。また「映画のキーワードが(精神病院を題材にしているなど)繊細でヘビーなものだったので、最初、作品を観ることを躊躇(ちゅうちょ)していたのですが、(実際観ると)とても楽しい映画で驚きました。利益とか利権じゃなく“人”を中心に考える国の方針がすごい」とイタリアという国の懐の深さに感嘆していた。

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 映画のテーマは「やればできる!!」。このことについて「基本的にぼくは、来た仕事にはノーとは言わないので、今後もいろいろなことにチャレンジしていきたい。人生、悔いのないように生きましょう」と抱負を述べるBIKKE。それでも、うまくいかないときは「1週間ぐらいお酒を飲んでリセットしますかね」と独特の言い回しで、会場の笑いを誘っていた。

 本作は、不当に異動させられた労働組合員ネッロ(クラウディオ・ビジオ)が、イタリアで制定されたバザーリア法によって、精神病院から退院することを余儀なくされた患者たちに、自立や住みよい地域づくりなどを指南していくさまをコミカルに描いた人間物語。イタリア本国では54週ロングランを記録した大ヒット映画。1年の歳月を費やしたオーディションで選ばれた役者たちの迫真の演技もみどころの一つとなっている。(磯部正和)

映画『人生、ここにあり!』はシネスイッチ銀座ほかにて公開中

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