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無精子症を告白したダイアモンド☆ユカイ、愛娘を授かるまでの壮絶日々を振り返る 妻に申し訳ない

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無精子症を告白したダイアモンド☆ユカイ
無精子症を告白したダイアモンド☆ユカイ

 今年6月に無精子症を告白した歌手のダイアモンド☆ユカイが、不妊治療を受けてから娘を授かるまでを赤裸々に描いた書籍「タネナシ。」の発売記念握手会を23日にリブロ渋谷店で行い、「少しでも不妊に悩んでいる人たちの力になれれば」とロックンローラーらしく元気に本のアピールを行った。

 ユカイの無精子症が判明したのは、不妊検査を受ける妻の付き添いで病院に行ったときだったそう。まさか自分が無精子症だと思っていなかったユカイは、当時の心境について「おれは男(らしさ)を売りにして『ロックンロール!』と言ってきたし、こういう問題に対して『女のことだ』ってバカにしていたところがあった」と他人事のような考えだったと振り返る。ところが病名を告げられた際は、頭が真っ白になったそうで「自分をヒョウとか虎だと思っていた男が、急に猫になった。『あのとき(避妊具を)付けないでやっちゃえばよかったな』とかくだらないことから、『妻に申し訳ない』という思いが走馬灯のように回った」と告白。そして長女を授かるまでの日々を振り返り「口では言えないくらい大変で、絶望を乗り越えてやってきた感じです」と、明るい口調ながらも不妊治療が壮絶だったことを明かした。

 そして本書を出そうと思ったのは、東日本大震災で命の尊さを改めて考えさせられたことがきっかけだったそうで、「少しでも不妊で悩んでいる人たちの力になれればと思って、震災後にこの本を出そうと決めた。おれたちは(子どもを)授かることができたけど、まだがんばっている人たちがたくさんいる。夫婦が悔いのないように生きてもらいたい、というのが一番言いたいこと」と同じ不妊に悩む人たちにエールを送った。

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 そんなユカイは、愛娘の新菜(にいな)ちゃんの話題を出されるとたちまち親バカぶりを発揮。「おれに似て天才なんだよね。言ったことは全部覚えちゃうし、もうピアノも弾けるからね。天才だから、将来は国のためになる仕事をしてほしい」と娘の天才振りを大絶賛する。そして今年の秋には新たに双子が誕生予定だが、「準備がちょっと大変。車をでかいのに買い換えたりとか、ベビーカーも2人用を買ったりとか大変だよ」と幸せそうな笑顔でコメントした。(肥沼和之)

書籍「タネナシ。」(税込み1,470円)は現在発売中

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