ニューヨーク映画祭オープニング作品はジョディ・フォスターとケイト・ウィンスレットが共演のロマン・ポランスキー監督作に決定!
今年で49回目を迎えるニューヨーク映画祭(N.Y.F.F)のオープニング作品が、ロマン・ポランスキー監督の『カーネッジ(原題) / Carnage』に決まったことが明らかになった。
映画『ローズマリーの赤ちゃん』や『チャイナタウン』などの秀作を手掛けてきたロマン・ポランスキー監督は、これまで同映画祭では『水の中のナイフ』『反撥』『テナント/恐怖を借りた男』などを出品し今作で4作目の参加となる。
同作は、ブルックリンに住んでいる二つの家庭の両親が、それぞれの息子が学校の校庭でけんかをしてしまい、話し合いをするために会合を設けるが、お互いが持っていた先入観がエスカレートしてしまい、個々の家族の結婚生活に影響を及ぼしていくというトニー賞を受賞した作品で、舞台作家ヤスミナ・レーザの戯曲を映画化している。俳優は、ジョディ・フォスター、ケイト・ウィンスレット、クリストフ・ヴァルツ、ジョン・C・ライリーという演技派ぞろいであることも注目の映画だ。
同映画祭のエグゼクティブ・ディレクターのローズ・クオは今回の選考について「我々は、今日(こんにち)の俳優の中でもずば抜けた才能を持つ4人の俳優が出演する本格的なニューヨークのストーリー作品で、ニューヨーク映画祭を開催できることを喜んでいます。この映画は、現在の問題に議論を引き起こさせ、きっと(オープニングナイトは)忘れられない夜になることをお約束します」とコメントを残している。
今年のニューヨーク映画祭は、9月30日~10月16日までの17日間行われ、一般客のチケットは9月12日から発売されるようだ。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)