高岡早紀の「悪女ぶり」に長男、横目で苦笑!
5日、現在放送中のNHK BS時代劇「テンペスト」で圧倒的な悪女ぶりが評判の女優・高岡早紀がNHK放送センターで取材会を行い、自身の役や母親としてのプライベートについて語った。
本作は池上永一原作で琉球王国末期の王宮を舞台にしたスペクタクルロマン。高岡は仲間由紀恵演じる主人公に対峙(たいじ)する琉球国王の姉を熱演しており、すでに放送された3話までを見た視聴者からは「絵に描いたような悪女ぶりが魅力的」「怖いくらい悪役がハマっています」「迫真の演技に参った」などと驚きのコメントが寄せられている。
役が決まった当初は「そんなに悪役をやったことないのに、どうしてわたしに話がきたのだろうとビックリしました。監督の指示も『そのままやればいい』でしたので、わたしの悪そうな部分を見抜いていたのだろうな」と戸惑いもあったようだ。しかし、役づくりは順調で「衣装も重みがあって、着るだけで体で感じることができて、外見から入れました。『なぜ皆わらわに逆らうのじゃ』というセリフが好きで、わたしもそう思うときがあります。こんなに頑張っているのにって(笑)」と自分の役に共感する部分もあるのだという。
一方、プライベートでは3人の子煩悩な母親で、本作を一緒に観た長男からは「横目で笑われました。怖いママの姿は子どもにいつも見られているからでしょうね(笑)」と微笑ましいエピソードも披露。長女が生まれてからは「本当にうれしくて、仕事をしなくてもいいかなって思いましたが、育てていくうちに女の子の方が仕事をしていく上で柔軟だとわかりました。今まで男の子2人を育ててきたころよりも楽に仕事ができる予感もして、今まで以上に頑張ろうかなと思っています」とにこやかにアピール。取材会の直前に収録されたテレビ番組「スタジオパークからこんにちは」では自宅出産したことにも触れて、「夜中に陣痛で起きたら、2歳半の長男が起きてくれてバタバタといろいろ手伝ってくれました」と驚きの様子も明かしていた。
本ドラマは、琉球王国末期の王宮を舞台に美ぼうと才能を併せ持つ少女・真鶴(仲間由紀恵)が、兄の失踪をきっかけに性をいつわり男として生きていく姿を描くスペクタクルロマン。主演の仲間をはじめ谷原章介、塚本高史、高岡早紀、GACKT、若村麻由美、上原多香子、かたせ梨乃、八千草薫ら豪華共演陣のほか、主題歌「Tempest」は安室奈美恵が担当している。(取材・文:中村好伸)
NHK BS時代劇「テンペスト」はBSプレミアムにて毎週日曜日18:45から放送中