70年代の若者を過激な視点から描いた青春映画シリーズ!「大映ハレンチ青春白書★キケンなお年頃」10週間レイトショー上映
東京の映画館・ラピュタ阿佐ヶ谷は、大映株式会社が1960年代から1970年代当時の若者の生活を、「セックス」「妊娠」「売春」といった過激な視点から描いた青春映画シリーズを上映する特集レイトショー「大映ハレンチ青春白書★キケンなお年頃」を8月13日から行う。
昭和の銀幕を彩った俳優や映画シリーズを特集上映する映画館ラピュタ阿佐ヶ谷。今回の特集では、映画会社、大日本映画製作株式会社(大映)が、1960年代後半から倒産に至る1970年代前半にかけて打ち出した、「大映ハレンチ路線」の代表作を、10週間かけてレイトショー上映する。
上映されるのは、梅毒に感染した少年の感染ルートを調査する青年医師(船越英二)を主人公に、性病の恐ろしさ、その予防と治療をまじめに考察する風俗劇『あるセックス・ドクターの記録』や、大人の心配をよそに、性に目覚めはじめた女子高生たちの不純異性交遊、妊娠を描いた『十代の妊娠』、異性に対してリビドーを全開させる思春期高校生たちの青春を、暴力とセックスを交えて描いた『高校生番長』シリーズなど異色青春もの10本。好奇心旺盛で恐れを知らない若者たちの、ハレンチな性生活満載のラインナップとなっている。
現在よりはるかに過激な!? 若者たちの奔放な性春群像を過激に描きながら、実は性に対する若者の思いと実態がマジメに描き出された作品郡。当時「大映五人娘」として売り出された南美川洋子、渥美マリ、八代順子、水木正子、津山由起子や、女性アクションドラマ「プレイガール」に出演した八並映子ら女優陣が披露する、キュートな若さ全開のお色気に魅了されつつ、現代にも通じる、若者たちの性の悩みに思いをはせてほしい。(編集部・入倉功一)
特集上映「大映ハレンチ青春白書★キケンなお年頃」はラピュタ阿佐ヶ谷にて8月13日~10月21日まで連日21:00より上映