中村蒼「KARA、ダイスキー!」と叫び会場がまさかのドン引き状態!水を打ったように静まり返る
6日、爆笑学園コメディ『行け!男子高校演劇部』の初日舞台あいさつがヒューマントラストシネマ渋谷で行われ、主演の中村蒼をはじめ、池松壮亮、冨田佳輔、川原一馬、金子直史、稲葉友、池田鉄洋、英勉監督が登壇。劇中そのものの息の合った掛け合いで客席を沸かせ、早くもパート2制作の構想まで飛び出した。
同作で演劇部員を演じた中村はじめキャストの6人は劇中で使用したジャージに身を包んで登場。英監督が入場の指揮を取るも予定されていた入場路を間違えたり、登壇してもそれぞれの立ち位置が分からずオロオロするなど劇中を思わせるバタバタぶりだったが、イケメンぞろいの演劇部を観客の温かな拍手と雰囲気が迎えていた。
「コメディということでみなさんに楽しんでいただけるか不安でしたが、今の拍手を聞いて安心しました」という主演の中村は、観客の反応に気をよくしたか、「もし気に入っていただけたら、また観に来ていただいたり、周りの方に広めていただけると、まさかの2があるかもしれないのでよろしくお願いします」と早くもパート2の制作を宣言。これまで『ハンサム★スーツ』などコメディを手がけてきた英監督も「個人的には『ハングオーバー!』(シリーズ)を超えていると思っているので、みなさんのつぶやきだったりそういう努力が、いずれ2へ導いてくれると思います」と観客に好評拡散の期待を呼び掛けていた。
その後、キャストたちは作中登場する「エンゲキ、ダイスキー!!」というセリフにかけ、それぞれ大好きなものを叫びつつ披露。ここで一番手に立った部長役の中村は「KARA、ダイスキー!」と叫んだものの、これには女性客中心の客席がそろってドン引き。一瞬会場がシーンと静まり返ったが、司会者の「でもKARAと同じぐらい(ファンの)みなさんも好きということですよね」と助け舟を出すと、中村は「そりゃそうです」と笑顔を見せ、客席も温かな雰囲気に戻っていた。
そのほか、キャストが披露した大好きなものは「うどん」(池松)、「お風呂」(冨田)、「少女時代」(川原)、「肉球」(金子)、「ケンタッキー(フライドチキン)」(稲葉)、「男子校より女子高」(池田)など。劇中同様、個性豊かな回答で笑いを誘っていた。
映画『行け!男子高校演劇部』は、女子にモテたい一心で演技部に入部した主人公・小笠原元気(中村)と個性的でちょっとおバカな部員たちの奮闘を描いた爆笑青春ムービー。テレビドラマ「TRICK」シリーズなどの個性派俳優・池田鉄洋が映画脚本に初挑戦し、映画『ハンサム★スーツ』の英勉が監督を務めている。(取材・文:長谷川亮)
映画『行け!男子高校演劇部』はヒューマントラストシネマ渋谷、シネリーブル池袋ほかにて公開中