『ソーシャル・ネットワーク』ジェシー・アイゼンバーグ、ドストエフスキーの「分身」映画化作品で主演へ
映画『ソーシャル・ネットワーク』のジェシー・アイゼンバーグが、ロシアの文豪フョードル・ドストエフスキーの著書「分身」を映画化する作品『ザ・ダブル(原題)/The Double』で主演を務めることが決まったとニューヨーク・マガジンが報じている。
ジェシー・アイゼンバーグ出演映画『ソリタリー・マン』場面写真
この物語は、ある日ロシアの役人が仕事へ出かけると、自分と全く同じ顔、名前を持つ「ドッペルゲンガー」が就業しているのを知るというダークなサイコ・ホラーだが、映画版ではコミカルな要素を取り入れた作りとなるよう。監督はイギリス人のリチャード・アヨエイドが担う。
ドッペルゲンガーなど「もうひとりの自分」を扱った映画は、デヴィッド・フィンチャー監督の映画『ファイト・クラブ』や今年のオスカーで目玉作品となった映画『ブラック・スワン』、また新作ではリー・タマホリ監督の映画『ザ・デビルズ・ダブル(原題)/The Devil's Double』などもあるが、ドストエフスキーの「分身」が英語圏で映画化されるのは今回が初めてのことで、アヨエイド監督はガーディアン紙のインタビューで、「ドストエフスキーはこの作品を満足して完成させることはなかった。僕たちは彼が出来なかったことをやりたいと思っている」と意欲を語っている。(竹内エミコ)