「もし敏腕ゼネラルマネージャーが真夏の節電対策をしたら」!? ブラピ出演のCM映像が解禁
米メジャーリーグの弱小球団を常勝軍団に変えたゼネラルマネージャー(GM)の実話をブラッド・ピット主演で映画化した『マネーボール』の、夏の節電マナーCM映像が解禁された。ブラピが節電対策にその敏腕ぶりを見事に発揮している同CMは、8月12日より全国の松竹系映画館を中心に上映される。
今回解禁されたのは、今年11月に日本公開されるプラピの主演最新作、映画『マネーボール』と松竹系映画館がコラボした節電マナーCM映像。劇中ではメジャーリーグの弱小球団を強豪に変身させるべく、「これまでのやり方をひっくり返すぞ」とその腕を振るっているビリー・ビーンGMが、今度は節電の必要性が訴えられている日本で、その対策方法を説いている。劇中シーンを巧みに編集しているとはいうものの、こんなCMが作られるのは、ブラピの所作一つ一つに説得力があるからこそ。ファンならずとも見てもらいたいものとなっている。
松竹系映画館では、この夏、電力使用量の15パーセント削減を目標に掲げており、今回のコラボCMでは「劇場ロビーでの一部消灯」「外壁ネオンの消灯」「劇場内外のポスターケースの消灯」「空調温度の設定の変更」といった夏の節電対策が説明されている。今回の映像は今月12日より全国の松竹系映画館(一部を除く)にて上映される予定だ。
3月の東日本大震災以降、節電の必要性はメディアでも大々的に報じられている。だからといって今回の節電対策も極端なものではなく、あくまで常識の範囲内のものばかり。夏の映画館で、映画を観ているうちにだんだんと寒くなってきた……という経験は多くの人がしているはず。そういう人たちにとっては、空調温度の変更などはうれしいと思えるものかもしれない・
映画『マネーボール』は、メジャーリーグ球団オークランド・アスレチックスの現役GMビリー・ビーンの実話を基にした作品。今季、松井秀喜選手を獲得したビリーは、「低予算でいかに強いチームを作り上げるか」を追求したマネーボール理論の提唱者としても知られており、そのノウハウは、本作にもたくさん盛り込まれている。もちろん、それだけではなく、エンターテインメントとして楽しい作品に仕上げられているのは見事の一言だ。(編集部・福田麗)
映画『マネーボール』は11月11日より丸の内ピカデリーほか全国公開